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ヘルボーイ:疾風怒濤

2013-12-12 | 漫画
前巻「百鬼夜行」の奥付を見ると、「2010年6月6日 初版発行」
・・・3年半の時と出版社の移動(JIVE→ヴィレッジ)を経て、
悪魔の姿に人間のハートを持った男の物語、第2部完結編が刊行されました。

「妖蛆召喚」でB.R.P.Dを離れ、世界放浪の旅に出たヘルボーイ。
海底、アフリカ(「人外魔境」)、ロシア(「闇が呼ぶ」)と放浪し、
その先でいつものように数々の化け物たちと戦いつつも
己のこれまでとこれからを嫌でも見つめ直させられることになった彼が
イギリスにたどり着き、復活した魔女の女王・ニムエとの戦いに身を投じ、
そこで己の母方のルーツ・・・アーサー王の息子・モードレッドの血脈に繋がる
イングランドの王となるべき系譜にある、ということを知り
その運命に向き合いエクスカリバーを引き抜く・・・ここまでが前巻「百鬼夜行」の物語でした。
(3年半も空いたしよっぽど大きい本屋でないと前巻見つからないかもなので・・・)

イングランドの王となり、血の女王ニムエとの戦いが迫る中
己の望みと再度向き合うことになったヘルボーイ。
かつての仇敵たち・・・グルアガッハやバーバ・ヤガも彼の前に現れ、
それぞれが清算の時を迎えます。
そしてニムエにも変化が・・・

ヘルボーイの物語がひとつの決着を迎えるとともに、
今作でダンカン・フィグレドのアート担当が終わり
(短編は担当するとのことですが)
昨年末から開始している新章はマイク・ミニョーラの手に戻ることになりました。
こちらは原書TPBが出るのが来年ということなので、
早ければ来年にでも邦訳が出て・・・くれるといいなぁ。

あと、未訳の短編集も2冊出ているようなので
(「The Crooked Man and Others」「The Bride of Hell and Others」)
こちらも邦訳出てくれるといいなぁ、と思いつつ
そのためには「疾風怒濤」が売れてくれるしかないわけで
(「闇が呼ぶ」「百鬼夜行」から続いてる話&間隔空いたのはきついと思いますが・・・)
邦訳出版社3つを横断するシリーズとなった今作の
ビジュアル面とストーリー面の魅力を一人でも多くの方に楽しんでいただきたいなぁ、と
心から思っております。
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