Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

スーパーマン:ラスト・サン

2013-08-12 | 漫画
「われらの文化を絶やさぬように」
「我々の未来は地球の人々に託されたのだ」
「クリプトン最後の息子よ」

メトロポリスに落下したロケット、その中にいた少年。
調査の結果、クリプトン人であることが発覚した彼を
スーパーマン/クラーク・ケントは保護し、息子として育てることを決意する。
クリプトン星爆発時の最後の生き残りはクラークだったはず・・・
この少年はどこから来たのか?
そして、クリプトン星からの少年を巡り、
ゾッド将軍、レックス・ルーサーといったスーパーマンの敵たちも動き出す・・・

NEW52の「ジャスティス・リーグ」など、数々の人気作品を手掛けるライター、
ジェフ・ジョーンズと、映画「スーパーマン」を始め、数々の名作映画を手掛けてきた
リチャード・ドナーによる共同脚本である今作は、
スーパーマンと同等の力を持つ敵が複数現れたりといった一大イベント編であるとともに
邦訳では珍しい「通常のスーパーマンタイトルの邦訳」でもあります。
「アース・ワン」や「レッド・サン」といったエルスワールド系作品、
特別篇といった趣の「フォー・オール・シーズン」、
旧シリーズの「最終話」であった「ラスト・エピソード」に
古くは仕切り直しの「マン・オブ・スティール」(今度の映画とは別)、
死亡する回「だけ」を切り取った「スーパーマンの死」・・・と
バットマンやマーベルのヒーローたちに比べ、その知名度のわりには
レギュラーシリーズの邦訳は少ない作品だったわけです。
そして、今作巻末の解説(すごいテキスト量!)を読むにつけ、
いかに邦訳だけで追っている我々が
「スーパーマン」に何が起こっていたかを知らなかったか・・・を
思い知らされることになったわけです。

新作映画公開に合わせ、小学館プロダクションからは今作、
ヴィレッジブックスからはNew52の「アクションコミックス」邦訳がリリースと
このもっとも有名でありながら、その実際の姿はなかなか知られてこなかった
ヒーローの中のヒーローである彼の「現状」を知ることができる
そんな作品が出るのは嬉しいことだなぁ、と思いつつ
このところの邦訳ラッシュに財布の中身が心配になるこの頃です。
(あとバットマン1冊(「梟の夜」)にウルヴァリン2冊出るんだよ・・・)


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岩合光昭写真展 どうぶつ家族

2013-08-12 | アート
昨年の「岩合光昭写真展~ねこ~」から1年。
今年もまた岩合さんの写真展が長崎県美術館にやってまいりました。
(現在「ねこ」は渋谷ヒカリエで開催中みたいですので、関東の方は
 恵比寿の写真美術館で開催中の「ネコライオン」と合わせて是非に)

今回のテーマは「どうぶつ家族」。
世界各国で撮影された野生動物の家族たちの写真を中心にし
厳しい環境の中でも力強く・優しく生活していく彼らの
温かく、たくましい姿を写しだしています。

アフリカのライオンやゾウ、ガゼルやキリンといったサバンナの動物たち。
オーストラリアのカンガルーに、ボルネオのオランウータン、
南極のペンギンやアザラシ、クジラ・・・
あらゆる家族たちが愛情豊かに、かわいらしく、精悍に描かれ
見ているとほんわかとすると同時に、彼らを取り巻く環境の厳しさと
その責任の一端は確実に我々が担っていることに気づかされます。

後半は長崎では開催されていなかった(福岡では開催されてたよね)
「ぱんだ」展の作品が展示され、上野の2匹、和歌山の家族たち、
そして四川の保護施設の仔パンダたちのかわいらしさと
その中にある「強さ」を垣間見せるような作品でした。
(いろんな動物が続いた後急にパンダオンリーになるので、
 ゲシュタルト崩壊っぽい感じになるかも・・・)

そして最後には昨年の来崎時に撮られた長崎の猫たちの写真も再度展示と
いろんな岩合作品が楽しめる展覧会。
8月14・15日にはトークショー&サイン会も行われますので
長崎周辺にお住まいの岩合さんファンの方は是非に。
企画展会場では「アントニオ・ロペス展」開催中です。
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