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スーパーマン・フォー・オールシーズン

2013-06-09 | 漫画
「近頃じゃ誰もがあの子を”鋼鉄の男”と呼ぶ」
「今やあの子は世界一の有名人だ・・・だが、そもそもあの子は有名になろうなんて思っていなかった」
「”高いビルをひとっ飛び”」
「”大河の流れを変え”」
「”弾丸よりも速い”」
「確かに大したものさ」
「噂になるのも当然だ」
「だが何事にも始まりがあるんだ」
「あの子にもあったのさ」
「少年時代が」

カンザス州、スモールビル。
住民が皆顔見知りで、時々の竜巻はあるけれど平和な町。
そんな町にロケットが落ち、その中に入っていた赤子は
ケント夫妻の手によってクラークと名付けられ、育てられました。

成長するごとに人間離れした力を身に着けていくクラーク。
この力は何のためにあるのか。
この力を活かすには、どうすればいいのか。
高校卒業を前に、その悩みは日に日に彼の中で大きくなっていきました。

そして、ひとつの事件をきっかけに彼は生きる道を見出し、
スモールビルとは何もかも違う大都会・メトロポリスへと向かい
新聞記者クラーク・ケントともう一つの顔・・・スーパーマンの顔を使い分け
人々を救うための活動を行っていきます。

そこで出会ったのがこの街を支配する大富豪・・・レックス・ルーサーでした。
この二人の出会いは、これまで人々の温かい愛情に包まれて育ってきたクラークに
人間の持つ「悪意」を感じさせることになります。

クラーク・ケントがスモールビルからメトロポリスにやってきた最初の1年・・・
春から夏、秋、そして冬へと至る四季を描いた
「スーパーマン:イヤーワン」とでもいうべき作品を産んだのは
ティム・セール&ジェフ・ローブの「バットマン:ロング・ハロウィーン」コンビ。
ノーマン・ロックウェルの絵のような「古き良きアメリカ」像に
「人を助けるためのヒーロー」であるスーパーマンの若い姿が重ね合わされ
読み終わる頃には温かい気分になっている、そんな作品なのです。

夏公開の「マン・オブ・スティール」の前に
「そういえばスーパーマンってどんなヒーローなのかちゃんと読んだことないな」と
興味をお持ちの方に、まず最初に読んでほしいのがこの作品かもしれません。
(今回の映画版のクラークは、たぶんこのクラークと同じではないでしょうが・・・)

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