さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

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敬老の日 両親の背中を思い出す

2019年09月17日 | 人生のさんぽみち
 敬老の日 両親の背中を思い出す

 昨日は敬老の日でした。
 私の両親は二人とも健在で
 来年には二人とも米寿を迎えます。
 「あっちが痛い、こっちが痛い」と言いながらも
 二人とも自分たちの事は自分たちでこなしています。
 敬老の日、普段は日常の生活で忙しく
 中々高齢の両親の方まで頭が回りませんが、
 このような記念日くらい少し立ち止まり感謝したいものです。

   
    

 両親の背中を思い出した時、忘れられない事があります
 私が二十歳前の時、足を怪我したときの事です。
 怪我をして歩けなくなり、救急車で病院に運ばれました。
 翌日手術になりました。
 病院の看護師さんから、早く家族に連絡を取って
入院の手続きをするように言われました。

 やっと夕方母親と連絡が取れた時、私は必死に訴えました。
 「今日怪我をして歩けなくなり、明日手術になってしまった。」
 と、伝えました。

 母親の第一声は
 「あんた、誰が手術代払うのよ!」・・・でした。
 そして・・・
 「今日はもう遅いから明日にするわ。足の一本や二本で
   ガタガタ言うのはやめなさい。」とのこと。
 本当に両親は来ませんでした。
 しかし姉が着替えだけは持ってきてくれました。

     

 翌日母親は来てくれました。
 手術に入る時、母親は、
 「この足の手術にはどれくらいかかるのですか。」
 と、看護師さんに聞きました。
 「二時間くらいでしょうか」と看護師さん。
 そこで母親が
 「そんなにかかるのですか、
   待っているのも大変なのでこれで失礼します」と帰りました。
 手術が終わって病室に帰ってくると父がいて
 「たまには、のんびりするのもいい!」と。
 少し心細かったですが、大らかに育ててくれた両親に
 心から感謝しています。

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