さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

子育ての失敗や苦い経験、喜びなどを書いています。小学生、高齢者を応援する人生ゲームも紹介しています。

我が子の失明を告げられて

2019年06月29日 | 子育ての苦い経験・喜び
 我が子の失明を告げられて

 子どもが小学5年生の時、視力検査のために眼科に行きました。
 そこで、医師からある病名を告げられ、病気は進行中で
 そう遠くないうちに失明してしまうと説明を受けました。
 「我が子が失明する・・・・」

 大きな専門病院で、いつごろ失明するか確認を進められました。
 病院を紹介してもらい1週間後に検査することになりました。
 その日から、妻は泣き続けました。
 「どうして・・わが子が・・・」
 夫婦でこれからわが子のために、何ができるか真剣に話し合いました。
 どのように、息子に失明のことを話したらいいのか。
 運動好きの息子が、失明したあと何ができるのか。
 息子が目の見えるうちに、やってあげられることは何だろうか。
  
  
 息子に聞きました。
 「今一番見たいものは何かな」
 「飛行機に乗って、空からの景色を眺めたい」
 「高いお寿司屋さんでお寿司を食べたい」
 借金をしてでも、飛行機に乗せてあげよう・・・
 お寿司屋に行って、お寿司を食べに行こうと・・・
 息子達に、病院に行く前日、
 家族で北海道に飛行機で行く計画とお寿司屋のことを話しました。


 またこの1週間つくづく思いました。
 生まれた時、元気に優しい子に育ってくれればそれでいい!・・と
 思っていたのに。
 健康であること、そのことをもっと大切にし、
 もっともっと喜びを感じるべきでした。

 妻と息子3人で病院へ行きました。
 病院では、さまざまな検査に数時間かかりました。
 医師から検査の結果を聞くときは、夫婦だけで聞きました。
 とても緊張しました・・・その結果・・・・

 医師から「似たような症状ですが、検査は全て正常でした。
      問題ありません。」

 ・・・・・・・・・・・!!!! 誤診でした。救われました。


 帰り道、妻はずっと泣いて喜んでいました。
 息子は「ぼくは大丈夫だよ! お母さんは泣き虫だなあ~」と。

 その夜、子どもたちは、
 「飛行機に乗って北海道に行くんだよねー!」とか
 「お寿司屋さん行くんだよね~」とか話しています。

 私は、「うん? なに寝ぼけたこと言ってんだー、
     我が家のどこにそんなお金がある。
     行きたかったら、自分で働いて行って来い!」
 息子達は「はあっ??? 話がちがうぞー??」
 息子達とは話し合い、回転寿司だけには行きました。

 目の前にいる我が子たち。
 その存在自体が素晴らしいと思います。

  さんぽみちクラブでは、家族で子どもや高齢者がおしゃべり広がる
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  シリーズその3 「小学校友達集めゲーム」


   

   

   


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