螺旋階段で、4つ目の出入口へ着いた。
部屋にある梯子を上ってみた。
また、さっきの錠前の部屋に来るんじゃないかと心配したが、
違う場所に来られたようだ。
中には、女がいた。
天井から下がる、鎖で出来たハンモックに寝そべる、けだるげな女。
黒と金の――まるで蛇のような――服を着て、
更に先からも蛇の尾が、って事は……!?
「ラミア……ですね。上半身はヒト、下半身は蛇の魔物です」
「ふふふ、よく知ってるわね。じゃ、あたしの好きな物も知ってる?」
アジュアの言葉にラミアは笑う。
その笑みから、俺たちは何故か目を離せないでいる。
「あたしは金貨が大好きなの。この塔の秘密を知りたいなら……」
俺は金貨の袋に手を入れた。差し当たって1枚……のつもりだったのに、
指が勝手に動いて、3枚渡してた。
「この塔にある隠し扉を開けるには、ギガースの鍵が要るわ。
1つ下の部屋にいる怪力の魔人よ。あんた達じゃ敵わない。
でも、あたしならアイツを何とか出来る」
「そ、そうなんだ。で、一体どうすれば」
「あー、何か、お腹すいてきちゃった」
はい!?
「あたし、こうもり食べたい。こうもり食べたいの。
2つ下の部屋にウジャウジャいるから。早くちょうだい!
でないと、あんた達を――!」
部屋にある梯子を上ってみた。
また、さっきの錠前の部屋に来るんじゃないかと心配したが、
違う場所に来られたようだ。
中には、女がいた。
天井から下がる、鎖で出来たハンモックに寝そべる、けだるげな女。
黒と金の――まるで蛇のような――服を着て、
更に先からも蛇の尾が、って事は……!?
「ラミア……ですね。上半身はヒト、下半身は蛇の魔物です」
「ふふふ、よく知ってるわね。じゃ、あたしの好きな物も知ってる?」
アジュアの言葉にラミアは笑う。
その笑みから、俺たちは何故か目を離せないでいる。
「あたしは金貨が大好きなの。この塔の秘密を知りたいなら……」
俺は金貨の袋に手を入れた。差し当たって1枚……のつもりだったのに、
指が勝手に動いて、3枚渡してた。
「この塔にある隠し扉を開けるには、ギガースの鍵が要るわ。
1つ下の部屋にいる怪力の魔人よ。あんた達じゃ敵わない。
でも、あたしならアイツを何とか出来る」
「そ、そうなんだ。で、一体どうすれば」
「あー、何か、お腹すいてきちゃった」
はい!?
「あたし、こうもり食べたい。こうもり食べたいの。
2つ下の部屋にウジャウジャいるから。早くちょうだい!
でないと、あんた達を――!」