昨日のビートルズ時代のジェレミーのお話の続きです。
「The man who became Sherlock Holmes」の概略で、81ページ後半から82ページまでをご紹介します。
---------------------------
時代は動いていて、シェークスピアは学術以外ではだんだんと時代遅れになってきた。
多くの知識階級の人々は、「恋の骨折り損」は、学生運動の参考書になると考えていた。ベローネは、男女共学の改革を座り込みで指導、ドン・アーマードはハバナ出身のチェ・ゲバラを引用する理屈っぽい客員教授に姿を変える。
オリビエのように、ジェレミーも劇のことを歴史の影の反映として考えていた。犯罪者や恋人が法律からのがれて逃げ込むようなチューダー朝の森、そして荒地。人間の根源、自然、倫理そういったものに導かれる。ジェレミーも、現実から離れた世界が好きで、なぜ自分がこうもシェークスピアが好きなのか不思議に思った。
****
ジェレミーは涙が溢れて止まらなかった。家でTVの前に座っていて、脱力に襲われた。ケネディー大統領が銃殺されたのだ。これより数ヶ月前、キング牧師が銃に倒れたときも、ジェレミーは泣いた。どうなっているんだ。ジェレミーの好きなアメリカに何が起こっているのか。
数ヵ月後、オリビエはナイトを授かり、ジェレミーはニューヨークへと飛行機で旅立った。
---------------------------
これで第四章はやっと終わりですー♪
最後のほうは、ご紹介しててもちょっと意味不明な箇所もありましたが
とりあえず、次からは第五章「新しい出発」と題して、ジェレミーがアメリカに行くお話しです。
イギリスとジェレミーってぴったり合いますが、NYではどんな生活をしていたのでしょう。
また楽しみですね
そういえば、ずっと前にこの本でジェレミーが「KRUG」というブランドのシャンパンを飲んでいたと記述をしました。
(ちなみにその時の過去記事はこちら)
ご紹介した当時は、私はお酒に詳しくないので高価なお酒です、という案内しかできなかったのですが、
この半年ほどで意識的に「KRUG」を見かけたら、気に留めていました。
いやー、本当に良いお酒みたいですね。
もうシャンパン界の羨望、そんな存在のお酒でした。
KRUGは「クリュッグ」と発音するのですが、世に「クリュギスト」なるこのお酒の熱狂的ファンも誕生するほど。
本家クリュッグ家が認める公認(?)クリュギストは、マリア・カラス、ココ・シャネル、ヘミングウェイだそうです。
うーん、そこまでの味、一度飲んでみたい。
ところで、皆さま、お値段はお幾らぐらいだと思いますか?
一番安いもので、1万6000円ぐらいから、上は10万以上するものまで。
・・・ジェレミーもシャンパンが好きだったらしいし、若い時からこのKRUGを飲んでいるので、
舞台で稼いだお金の相当部分がこのシャンパンに消えていたのではないかと(笑)
一度試飲してみたいですが、購入にかなりの勇気が必要ですので
くじにでも当たったときでないと、容易に飲めませんね。
どなたかお口にされたことがある方、ぜひお味を教えてくださいませ♪
次の更新は、日曜か月曜日あたりの予定です
りえ(rie_002@goo.jp)
この本はジェレミーファンの間では、内容に偽りがあるなどとされ、評価の高い本ではありませんが、ジェレミーの一生涯の伝記はこの本が一番詳しいため、概略をご紹介しています。内容が一部事実と違うところもあるかも知れませんが、ご了解の上、お読み下さい。
| Trackback ( 0 )
|
|
美味しそう~~~^^
クリュギスト、なるメンバーもそうそうたる顔ぶれですねえ。
ジェレミーは結構お酒はイケたんですか?
飲めそうだけど・・^^
前の記事でも思いましたが
ケネディやキング牧師・・と聞いて、そうか・・その時代(激動ですよね)にジェレミーは生きて感じていたのか・・と。
何か妙に・・葛藤したり、悩んだり、でも浮き上がってみたりしてるジェレミーをイメージしちゃってます。
時代が、感性が変化を遂げてゆくときですよね・・古来のものを愛しつつも、前衛的なものにも心動かされる・・そんな感じもあったんでしょうか?
なんか興味深いですね!!うんうん。。
記事アップお疲れ様でした^^
こんにちはー、毛玉さん。コメント有難うございました♪
ぜひクリュッグは飲んでみたいですよね。
でも普段からお酒飲まない私にとって、最低1万6千円の投資は結構勇気要ります。
だって飲んだら消えちゃうんですよー(笑)
ジェレミーはお酒・・・いけるなんてもんじゃ有りません(笑)
若い時からヘビーにしています。煙草も。
奥さんが亡くなったときも、かなりお酒には依存してました。
うーん、もうちょっと控えめに健康的な生活をおくってくれていたらなーと、今では思います。
この時代、本当に激動ですよね。学生運動なんかもこの頃だったわけで。
ご紹介してて、そうかージェレミーもこういう時代を生きてきて色々考えてたんだなーと感慨深かったです。
演劇界もシェークスピアや古典ものがどんどん時代に取り残されて、現代的なものになっていっただろうし。
そんな中、ジェレミーはどう行動していくのか、また次のアメリカに渡ってからの展開がが楽しみです