理科系人間のマクロビオティックメモ

マクロビオティック・健康に関する考察と情報をつれづれなるままに。

玄米の食べ方四原則

2005-12-02 | 食材・料理
前回もちょっと書きましたが、私のまわりには「玄米はまずい」と言う人が結構います。傾向として、年配の人たちは「玄米は貧乏くさい」というイメージを強く持っておられることが多く、むしろ若い人たちの方が最近の健康ブームもあって先入観なく入れるようです。それと、どうも米どころ出身の人には「玄米は米じゃない。白米が一番」という人が多い気がします。年配の人と米どころの人。米や和食に愛着があるはずなのに玄米ぎらいの人が多いのは皮肉です。

逆に私が食べているのを見て「玄米を試してみたい」と言ってくる人もいます。そういう人たちと「玄米をどうやって食べたらいいか」の話をしているうち、気をつけるべきことがだいぶ固まってきました。最近では以下の4つを強調するようにしています。玄米食を実践されている方には当たり前のことが多いですが。

(1) 銘柄を選ぶ
白米でもそうですが、銘柄によってかなり味が違います。スーパーで売っている「普通の炊飯器で炊けます」という玄米はたいていまずいです。もちろん味にこだわるだけではなく無農薬のものを選びたいところ。
今までいろいろ食べてみた中でおすすめは以下の3銘柄の玄米です。
・生命あふれる田んぼのお米
・「感動米」のマイセン
・へんこの米屋の銀しゃり米

(2) 白米と混ぜない
私も最初に玄米を食べようかと思った時は白米に混ぜるのかと思っていました。好みの問題かもしれませんが、混ぜるとかえって違いが気になるのではないかと思います。そもそも玄米と白米では炊き方が違うので、混ぜて炊いてもどちらかがうまく炊けないはず。
混ぜて炊くぐらいなら、前回も書いた分づき米や胚芽米+雑穀にした方がよさそうです。

(3) ちゃんと炊く
上でも書きましたが、玄米用の炊き方をしないといけません。私は玄米コースつきの炊飯器を使っていますが、圧力鍋や土鍋で炊くこともできます。なんとなく土鍋で炊くのが本道のように思ってしまう(炊き方が自然に近いから)のですが、どんなもんでしょう。私はこれら3つの炊き方の食べ比べはできていません。
玄米の炊き方はいろんなページにあります。例えば以下。
"美味しい"玄米の炊き方
玄米の炊き方

(4) よく噛む
基本ですね。理想は100回、最低でも30回。噛まないと白米より消化が悪いというのもありますが、玄米の場合はよく噛んだ時の甘い味が白米より深いので、これを味わいたいところです。

おかずも含めた「玄米のおいしい食べ方」については、zaiz_japanさんが「玄米嫌いのご主人《攻略法》」という記事に書かれています。なるほどとうならされる内容。必見です。