第五回 多磨農協脅迫事件 脅迫状同封地図（2）

最初は、中央高速アンダーパス、「調布8」から始まっている。
調布市から8番目のアンダーパス、ということだろうか。
現在、とくに、そのような表記、表示板等、ないようだが、三億円事件当時は、あったかもしれない。
あれば、たとえば、クルマ走行していれば、便利だろう。
それ以前に、そもそも、このアンダーパスは、多磨農協脅迫事件の指定ルートに入っている、というのが、不思議だ。
三億円事件犯人、そこしか、思いつかなかった、といえば、それまでなのだけど。
（2013年7月記）

第五回 多磨農協脅迫事件 脅迫状同封地図（1）

「この前の死体の場所を教えてやる」、ということで、地図が、同封されてある。
文章で説明してもよかったのだろうが、地図のほうが、公安を引き留められる、と三億円事件犯人は考えたのだろう。
地図全体は、中央自動車道から南側、多摩川までが、描かれている。
多磨農協脅迫事件の指定ルート地図が、中央自動車道まで、ということから、それに、付け足した、ということか。
南北には、六中通り。
多磨農協あたりから、南へ伸びる通り。
江戸時代からある、古い通り。
もともとの名前は、渡し道、といったらしい。
多摩川の渡し場への道、ということだろう。
（2013年7月記）