三億円事件の場所の特定dx12

では、三億円事件犯人による指定ルートは、どこで、六中通りから、中央自動車道に沿って、曲がったのだろう。おそらく、多摩川の土手道であろうと思われる。現在の土手道は、ずっと、流路に近いのだが、三億円事件当時の土手道は、流路より、離れていたのだ。洪水が頻繁に起こっていたからだろう。
（2013年12月記）

三億円事件の場所の特定dx11

現在では、むしろ、中央自動車道の側道が、主な通りとなっている。なぜ、三億円事件犯人は、第一回多磨農協脅迫事件の指定コースに、中央自動車道の側道を選ばなかったのだろう。考えられるとすれば、中央自動車道は開通していたとしても、1968年4月25日の時点では、側道は、開通していなかったということだ。
（2013年12月記）

三億円事件の場所の特定dx10

さらに南へ進んでいくと、中央自動車道となる。調布インターチェンジから八王子インターチェンジまで開通したのは、1967年12月15日となっている。第一回多磨農協脅迫事件は1968年4月25日なので、半年も経っていない。また、この地点での、指定コースには、中央自動車道の側道は、含まれてはいないのである。
（2013年12月記）

三億円事件の場所の特定dx9

水田地帯を真っ直ぐ進むと、東側に、府中市立第六中学校がある。府中市立第六中学校は、1966年（昭和41年）4月1日に開校している。三億円事件の2年前で当時としては、新設校ということになる。東側に広がる車返団地への対応ということもあるが、車返団地の完成は、三億円事件の11年後、1979年である。三億円事件当時だと、造成が始まるかどうかといったところだろうか。
（2013年12月記）

三億円事件の場所の特定dx8

江戸時代の初めごろに洪水によって流路が変遷したが、それが最後だったようだ。ただ、かなりの頻度、洪水に襲われている。押立神社が流されて今の地に遷座したのも、多摩川の洪水による。ただ、最後の流路変遷の時ではない。流路が固定したので、今まで、洪水が起きなかった部分で洪水が発生したのかもしれない。とすると、押立神社の旧地はさらに、多摩川に近い場所だったのかもしれない。
（2013年12月記）