三億円事件犯人に至る道

三億円事件について考察いたします。

第三回 多磨農協脅迫事件 脅迫状について(1)

2016-05-30 04:40:51 | 日記
第二回多磨農協脅迫事件のときは、職員のクルマ、ファミリアに、女子職員が乗り、半日かけて、三億円事件犯人が指定するルートを、走らされたわけだが。
ひょっとすると、また、来月も、あるのかと、思っていたのかどうか、わからないが、またしても、多磨農協脅迫事件は、起こる。
脅迫状は以下。
前略、先日は失礼した。早速だが、この前はサツの護衛付きで走ったそうだな。我々も人質でドジを踏み、いざという時、切り札がないと危険なので、中止した。
しかし、これは苦心した計画だ。人を殺しても、家に火を付けても、絶対、実行する。断っておくが嫌がらせなどの類いではない。
金さえ頂けば、おとなしく引き下がる。安心せよ。危害を加えないで出す最後の指命だ。すべてこの前と同じにせよ。ただし、出発は午前9時5分ぴったりにせよ。サツに知らせると、サツは嫌でも出動しなければならない。そうなれば、死人出る。子供も死ぬ。
お前のところ、預金ずっと増えているし、その上、いろんなものを結構高く売り、儲けているではないか。300万で人命を売ることはするな。防弾チョッキは、顔には付けられないのだ。時間がないが、よく考え、行動せよ。
宮川本、97~98頁による。なお、注意の印は、とくにない。改行は、こちらで、適宜、加えてある。また、表記は、第一回目と同様、カタカナ分かち書きであり、文節分かち書き、単語分かち書き、漢字が、混在している。
子供の人質、というのは、放棄したようだ。早くも手詰まりな感じもするが、なんとか、公安の注意を、引き止めようとしているようにも、思える。
(2013年7月記)

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