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利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

都バスの運転手さんへ

2005-10-22 | 生活
「バスが完全に停車するまで、席から立たないでください」と、
車内放送とポスターでのご注意ありがとうございます。
そうですね。危ないですからね。
でも都バスの運転手さん、しっかりと腰掛けるまで発車しないで下さい。特にお年寄りが乗車されたときには。みなさん必死で揺れや遠心力、慣性の法則とたたかっていますから。
先を急ぐと、あのたくさんの悲しみをもたらしたJR西日本の尼崎電車事故の二の舞になりそうで心配になります。

本当の心遣い、思いやり
これも小さな地域福祉の営みです。


懺悔

2005-10-19 | 生活
戒律ってね、実は全部守れないことなんですよ。
守れないことが、お釈迦さんの目に余ったから、
「これはいけません、これはいけません」と注意なさった。
でもお釈迦さんも戒律を定めながら、
誰もがすべて守るなんて思っていなかったんですね。

だから懺悔するように人間はできている。

(『ぴんぽんぱんふたり話』の瀬戸内寂聴さんの言葉から)


そうですか。
戒律は守れないものでいいんですね。
しかし守れないときには
素直に懺悔できる謙虚さを持たなければならないということ

守れないものがある
そのときは、素直に反省できること

なんか肩の荷がおりました
生きる力がまた沸いてきます

老人ホームで暮らす人たちにも
必要なことかもしれないと思うわけです

さてどうしよう
一緒に考えてもらえますか?

八人の朝

2005-10-13 | 生活
朝の通勤電車の様子。
八人がけの座席、
五人が朝の二度寝、うち二人が熟睡、
二人がケータイメール、
最後の一人が読書。
隣に目をやると八人がけの座席前に立っている人がまた八人。
読書が三人、
ケータイを操作中三人、
じっと外を見ている人が一人、
最後は立ったまま寝ている人、三分に一回は膝からがくっと崩れかける。
多分、試験勉強で徹夜だったのだろうね、高校校生の君

今日は早く寝て下さいね。
朝の電車でマーケッティングをしてみました。

本を忘れた朝のレポートでした。


犬が吠えた

2005-10-11 | 生活
通勤途中
牛乳屋さんの軒下
インターロッキングにうずまくっている犬
吠えるでもなく
ただアスファルトとの境目に丸くなっているだけ

今晩の帰り道、立ち上がった姿をはじめてみた
そして、吠えた
「うおをんーん、うおん!」
(この擬似音がまた難しい)

「おっ、吠えた」
「吠えるんだ?」と、小さな感動

私が、ずっと黙して語らないとしたら
きっと、どこかで
「わーっ」と叫びたくなるだろう

軒下の犬も生きている
でも、なぜ吠えた?

「犬だから」
なんて言う答えだったら、許さないからな
いやいや、笑って通りすがろう

墨絵に挑戦

2005-10-02 | 生活



かな文字練習後、習字の墨が余ったので、
見よう見まねで墨絵を書いてみました。
踊っているように見えませんね。
あくまでいたずら書き
細かい線が描けません、まあいっか。

楽天の監督

2005-09-27 | 生活
プロ野球・楽天球団の監督候補に野村克也さんの名前があがりました。
こういう場面で必ず登場する方です。
私にとって、プロ野球のことはイメージとして抱いている推測論になりますが、ご了承下さい。
野村克也さんに何を期待されているのか、考えてみました。

リーダーシップ力よりもマネージメント力
勝ち方を教え、勝つ力を養う
考えを伝え、考える力をつけさせる
成功するイメージを与え、それに向かう力を引き出す
欠点を修正し、長所を磨きなおす
プロとしての心構えはなんぞや、をこんこんと
などなど…(私のイメージであります)

そして役割を与え
結果を厳しく問い
評価する

いつか
考える力を持ち
勝ち方を身につけた
個性を主張する
プロ野球人が誕生。

世間はそれを
「野村再生工場」と表し、「優勝請負人」と呼ぶようになりました。

そんな野村克也さん。
もし楽天の監督になられたら
東北に夢を与えて下さい。
私も高齢者福祉の世界で
「再生」


お化粧の心模様

2005-09-19 | 生活
敬老の日、私たち高齢者福祉に携わる人間にとっては、なかなか休みにならない日。
そんな休日、朝の通勤電車風景。

斜め前に座っていたお嬢さん。
バックから取り出したクリームを顔数箇所に塗り付け、顔面全体に伸ばしはじめました。
まつげに小さな刷毛で何かを塗り、小さなハサミのようなものでカール。
所要時間15分程度。
みるみるうちに、「顔」が出来上がってきます。

もともとお化粧は、人前にでる前の、対人的身だしなみ。
もちろん個人的な満足もあります。
老人ホームの生活援助風に言えば「整容」
「整容」は「個」の空間で、おひとりお一人。
理念上は、「人権擁護」のためです。

電車でお化粧をするお嬢さんのご自宅には、
お化粧する「個の場所」がないのでしょうか。
いやきっと「お化粧の時間」がなかったのでしょう。
「個」と「公」の捉え方の違い。
「羞恥心」の置き所の違い。

人前に出るための準備が、人前で。

電車のお嬢さんには、電車の中は「公」ではなく、「個」の空間。
お化粧して、美しくなったお嬢さん
お化粧のプロセスを見せ付けられると、ちょっと興醒めかな。

さてさて
電車のお嬢さんは、お化粧を済ませると
パンに、紙パックのジュースで朝食。

秋の休日、お嬢さんの一日に幸あれ!

ご老人の生活を考えながら、
敬老の日、「通勤電車」の心模様です。


ターフレ ターフレ

2005-09-18 | 生活
秋晴れ、運動会の季節となりました。

運動会はなぜ、根付いてきたのでしょうか。
地域や人にとってどういう意味をもつのでしょうか。
今日も、通勤途中の小学校の校庭では、場所取りのシートが朝早くから色とりどり。
やはり無意識の中に、地域文化の継承がなされているから、
みんな、必死になるのでしょうか。



「老人と子供の民俗学」(白水社)宮田登著から

運動会
子供のしつけや教育は、各地域社会ごとに村や町全体が行うべきだという考えは、日本に古くからあり、それが近代以後学校教育の中にも取りいれられるようになった。
野外文化活動の原型の一つに地域社会の祝祭があり、その形態はさまざまであるが、小中学校の運動会などにもその色彩が強く伝えらている。
飯島吉晴によると、学校の運動会には、日ごろ四角い教室に閉じこめられた小さい子供の霊魂を、円環をなした運動場や遊戯のなかに思い切り解放するという「祝祭」の要素が込められているという。
運動会はそうした四角の時間と空間をいったん断絶してしまう、いわばハレの野外文化ということになる。

日常生活の不均衡を運動会というハレの場で破壊し、そしてさらに回復させて最後に統合にまで至るという「死と再生」の観念を、そこに読みとることができるとしている。

応援のフレーフレーというかけ声は、日本の古語で「ターフレターフレ」つまり「狂え狂え」の意味だという柳田国男の説がある。
確かに、非日常的な空間のなかで、日常性からいったん解放され、生き生きとした活力を再び獲得することが、野外文化活動の大きな目的なのであろう。

十和田林大豚(とわだ・りんにんとん)

2005-09-16 | 生活
「十和田林大豚(とわだ・りんにんとん)」

「十和田」は産地名です。
「林」は、林檎の「林」
「大」は、大蒜(にんにく)の「大」
「豚」は、トンそのまま

簡単に言えば、林檎と大蒜を餌に育てた豚さんのこと。
繊維質の豊富な林檎と、青森の大蒜を食べて育った豚さんがとても健康になりました。だからおいしくなりました。
私の田舎の友人が、こしらえた銘柄豚肉

ちょっと宣伝、よろしいでしょうか。

ビタミンB1が普通の豚肉の1.5倍以上含まれています。
アクがないので豚しゃぶしゃぶで、とてもうまいです。
(試食済み、保証します)

日本人は穀物(米)が主食、だからこそ豚肉との相性がとても良いのです。
緑黄野菜と一緒に食べると、長生きの秘訣です。(沖縄が証明しています)
高齢社会に必要な、大切な情報のひとつです。

でも豚さんも、林檎と大蒜を食べて健康になったのなら
人間も、たぶんそうですね。
食事は重要です。
是非、ご賞味を。

ブックマークにある「十和田ミート」をクリックしてみてください。


チボリ公園での待ち合わせは?

2005-08-22 | 生活
デンマークの六月は白夜、夜10時くらいまで明るい夜の中で、チボリ公園がにぎわいます。デンマークでは、高齢期になって、子どもと共に住むことにこだわっていないようで、家族関係が希薄なような印象を受けます。しかし別々に住んでいても家族の行き来は少なくはないようです。例えばチボリ公園ゲート前での待ち合わせは、恋人同士がお決まりかと思いきや、高齢者が別居する子どもたちと待ち合わせをしているいくつかの風景に出会いました。
「寂しさ」の捉え方が違うのでしょう。一人で暮らしていても、決して一人ではない、という安心感があれば寂しくは感じない。
福祉先進国だからこそ育まれた家族関係と自立心なのかもしれないですね。