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利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

送り盆

2005-08-16 | 生活
16日の今日は、お盆でむかえた先祖や亡き家族の霊を送る日。こういうセレモニーをしっかりと行うことによって精神的な生活が安定する。人間が忘れてはならない、生き続ける努力の営みのひとつであろう。
お墓参りに出かけることが出来ない、老人ホームで暮らす人達がいる。その心情を思うとき、介護とは何だろうと悩んでしまう。
さあ、これから墓参りへ。自分のためである。


ラジオのある生活

2005-08-15 | 生活
ラジオの聴取率が落ちてきているという。理由のひとつはメディア接触の変化、ケータイやインターネットの普及により、情報収集の方法に変化が表れたことによるらしい。
さらに若者のラジオ離れ、特にFM放送よりAM放送が顕著であると言われている。
若者はAM放送から流れてくる「言葉」の情報をうるさいと感じ、FM放送の「音楽」をバックミュージックとして聴いている。逆に団塊の世代はAM放送の音声を聴き情報を仕入れる。さらに高齢者はNHKラジオの「ラジオ深夜便」を聴きながら、眠れぬ夜を過ごしている方が増えているという。

私は、情報変化の時代ではあるが、まだまだラジオのある生活を楽しんでいる。


新郷村の飲むヨーグルト

2005-08-09 | 生活
知人からいただいた「新郷村の飲むヨーグルト」、牛乳が苦手な母が美味しいと言って喜んでいただいていました。なんでも1CCに13億個の善玉菌が含まれ、添加物なしとか。誰が数えたんだろうかと思いながら、その濃厚な美味に癖になりそうな予感。
田舎で見つけた美味しいものは、大切にしたくもあり、人に伝えたくもあり、微妙な心模様。
デーリー東北新聞によれば、東日本キヨスクでも販売が始まるそうです。どうぞご試飲下さい。


「生活」を考える

2005-07-29 | 生活
「生活」とは何でしょうか?

「食って、排泄して、寝る」、これが生活だと言われることもありますが、ある社会学者の「生活とは、生き続ける努力の営み」という言葉が心に強く残っています。これには「生きる」、「続ける」、「努力する」、「営む」という四つの行動を意味する言葉が含まれ、さらに人間の確固たる意志がみえます。
故・京都大学大学院の外山義教授は、これまで施設ケアには「三つの苦しみと五つの落差」があると指摘しました。三つの苦しみは、一番身近な人が亡くなる苦しみ、地域を離れる苦しみ、生活の落差の苦しみです。そして生活の落差とは、空間的落差、時間の落差、規則の落差、言葉の落差、役割喪失の落差という五つ落差です。これらの苦しみを取り除き、落差を埋めなければ、高齢者の生活は豊かにはなりません。
厚生労働省は「個人の尊厳を尊重した介護を」を目指し、新型特別養護老人ホームとして段階的にユニットケアと個室を推進しています。老人ホームを個室化するなど「生活の再編」を目指すことがのぞまれています。

常に主人公は老人自身であり、それを支援するのが私たちの役割です。特別養護老人ホームは、これからも生き続ける努力の営みがなされる生活の場でなければならない。このことが、私が、故・外山義教授から引き継いだ「魂」だと思っています。