goo blog サービス終了のお知らせ 

利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

実りの秋

2005-09-26 | 自然
実るほど
こうべをたれて
黄金色
秋の稲穂が
命の景色

黄金色
大地をうめる
実り穂が
明日のいのち
輝く笑顔

飢饉の地
今、黄金色
人、住む地
遠い歴史に
こうべをたれる


台風14号にご注意を

2005-09-06 | 自然
ラジオのニュースによりますと、九州上陸。
どうか皆様、ご無事でありますようにお祈り申し上げます。

情報化時代は、こうして関東にいながらにして、南の国にいる台風の動きを逐一知ることができます。
備えも、心配し、勇気づけることもできますが、飛脚が文を運んでいた時代から前はどうだったのでしょう。自然を観察し、空を読む翁が、尊敬されていたんでしょうね。
西の空を見上げ、台風の気配を読み取る力。これも生き続ける力なり。


東北は秋風

2005-08-27 | 自然
みちのくは、さわやかな秋風がふいています。サッカー場からは、子供たちがボールをおいかける声。
さあ、これから新幹線で、残暑の都会へ。


台風11号

2005-08-25 | 自然
自然にも意味があって台風が起きているんでしょうが、被害が広がらないようにと祈ります。
しかしこんな夜に、そっと外に出て、自然の素顔も見ておきたいという願望がわきます。それはやはりまだ安全領域だからでしょうか。


新郷村の飲むヨーグルトは、おいしい

2005-08-17 | 自然



前にもご紹介した「新郷村の飲むヨーグルト」、続けていただいています。他のヨーグルトが水っぽく感じてしまうほど濃厚な味に引きつられてしまいました。
おなかの調子もよさそうです。

東北地方で大きな地震

2005-08-16 | 自然
先ほどお昼前、宮城県沖で震度6弱の地震、東北から関東まで広域で揺れ、びっくりです。私も温泉で湯につかっている最中で、長く大きな揺れを感じ、最初は「めまいかな?」と思い、その後地震とわかり、裸でどうしようかと不安になりました。
仙台でプールの屋根が落ちたらしいのですが、大きな被害がないことを祈ります。
十和田市赤沼温泉から地震速報!でした。


草刈十字軍の夏

2005-08-11 | 自然
毎年夏になると、各地の若者が富山県に集まってくる。2週間、県内4カ所の山に入る。
一人一日5㌃程度のスギの造林地の下草を刈る。寝食から作業まで自主管理の合宿だ。三十度を越す暑さ。体が痛い。アブやハチにも刺される。
 今年、20年目を迎える「草刈十字軍」という運動がある。これまで2,386人が参加し1,466㌶の下草を刈った。
 1974年、大山町の造林地で除草剤の空中散布が計画された。主宰者である足立原貫(もと富山県立大短期大学部教授)は、生活環境や森林生態系への影響を心配して中止を求めた。一方で、「対案のない反対は問題解決にならない」と考えた。「夏休みを利用した学生による下草刈り」を提唱し、全国の若者に参加を呼びかけたのが運動のはじまりだった。作業の必要経費を引いた日当は三千円程度。アルバイトとしては割に合わない。だが、毎年、男女を問わず多くの若者が参加する。この現象に無気力、無感動といわれた若者が行動する意味を探りたい。①若者の自己鍛錬、自己啓発の場②環境問題を考える機会③作業の達成感、仲間との連帯感④結果をすぐ確認できる新鮮さ、充実感──のためだ、という。若者の魂を磨く「人生道場」という期待と評価が存在する。

 福祉施設でも多くの若者が二四時間の生活介護をつないでいる。福祉施設は、彼らが社会的活動の場としてやりがいを見出してくれる場でもなければならない。

青森の夏35 度C

2005-08-06 | 自然
連日、暑い日が続く青森県。とうとう昨日(8/5)は35度Cとなりました。しかし不快指数の高い東京に比べると、さわやかな夏の日という感じがします。
青森県五戸町の特別養護老人ホームハピネスでも夏祭りが開催され、約1000人の地域のかたがたが集います。夏を受け止め、一年の生活を刻みます。


青森の夏

2005-08-05 | 自然
昨日から青森県八戸、名川、五戸、十和田に来ています。
北国の暑い夏は実りの秋を予感させてくれます。そんな願いを込めて、各地では、夏の祭がいっぱい。祭が地域の暮らしのためにあり、継承され、地域文化となりました。その優しさに触れたくて、たくさんの人が集まります。
新幹線も繋がり便利になった田舎ですが、大切にしてきたものが、人を引き付け癒してくれることを忘れないようにしたいものです。


『ニングル』から学ぶこと

2005-08-03 | 自然
十勝岳の奥の奥にある太古の原生林の中に、小さな先住民がいます。体長わずか十数センチの小さなヒトで、「ニングル」と呼ばれています。昔は里でも彼らの姿が目撃されましたが、人間が森を伐り始めた頃からだんだん姿が見えなくなりました。しかし地元の言葉でガッポと呼ばれている、巨木の中にできた大きな空洞、そこがニングルの家ですが、そこから今でもこんな会話が聞こえてくるときがあるそうです。

(倉本聰著「ニングル」から、以下抜粋)

「人間は夜も起きている」
と言ったのは283歳の長です。人間の暦になおすとおよそ江戸時代中期から世の中を見てきたことになります。
「起きて何をしている」、
「人間は闇でも目が見えるのか」
という質問が次々に聞こえてきました。
「人間は太陽を作っちまったんじゃ。その太陽は欲しい時に出てくれる。闇も照らすし、暖めてもくれる」
と長は答えます。
「人間ってスゴイ!」
と若いニングルがひっくり返りました。
「だけど、夜起きとって何をするんだ。人間はそんなにやることがあるのか」
と誰かが小さく囁きました。
「いい質問だ」
と長が重々しく答えます。
「わしにも判らん。しかしあるらしい。そこが人間社会の判らんところだ」
(以上、抜粋)

いつのころからかニングル社会では、人間社会をのぞくべからずという厳しい掟が定められ、ニングルの平和な暮らしを存続させるのに役立ってきたのだそうです。

特別養護老人ホームでの生活も便利さと効率を求めるのではなく、過去からの流れの中で、自然に寄り添いながら、ゆっくりと時間を共有することを大切にしていきたいと思います。ユニットケアが与えてくれるメリットがここにもあるような気がします。

ところで、あなたはニングルの存在を信じますか。