【NQNロンドン=蔭山道子】
3日午前のロンドン外国為替市場でユーロの対ドル相場は上昇し、英国時間9時30分時点では1ユーロ=1.0740〜50ドルと、前日の同16時時点と比べて0.0060ドルのユーロ高・ドル安で推移している。
前日までの米長期金利の低下を背景に、ユーロや円などに対してドル売りが優勢となっている。
円は対ドルで1ドル=153円20〜30銭と同80銭の円高・ドル安となっている。アジアの取引時間中に円相場は152円台後半まで上昇する場面があった。
152円台への上昇は4月中旬以来、約2週間ぶり。日本政府・日銀による為替介入が強く意識されており、円買い・ドル売りを後押ししている。
英国時間3日午後には4月の米雇用統計が発表される。内容を見極めたいとの思惑から円高・ドル安が一方向に進む展開とはなっていない。
英ポンドは対ドルで上昇し、英国時間9時30分時点では1ポンド=1.2550〜60ドルと前日の同16時時点と比べて0.0070ドルのポンド高・ドル安で推移している。