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日米首脳、対中国「毅然と対応」 岸田外交は米国と伴走

2024-09-22 19:48:55 | 日本政治・外交

【ウィルミントン(デラウェア州)=永富新之丞】岸田文雄首相とバイデン米大統領は21日、米東部デラウェア州ウィルミントンで会談し、中国による海洋進出に毅然と対応すると確認した。

東アジアの安全保障環境を守るため日米同盟の対処力と抑止力を高め続けると一致した。

 


クアッド首脳会議を前に抱擁する岸田首相とバイデン米大統領(21日、
米デラウェア州)=ロイター

 

首相の退任を前に、両氏は対面で協議する最後の機会を持った。3年間の岸田・バイデン体制を総括する会談になった。

バイデン氏は私邸に首相を招き、防衛力の強化などを進めた実績をたたえた。首相は「バイデン氏のリーダーシップで日米同盟がかつてなく強固になった」と謝意を述べた。

 

3年間を振り返ると、両氏は対面協議を15回開催した。ロシアによるウクライナ侵略や米中対立で国際社会の分断が進む。日本は唯一の同盟国の米国と伴走するかたちでアジアの安保環境の構築を模索してきた。

 

 

 

岸田政権が22年末に安保関連3文書を策定したのは日米の役割に変化をもたらした。

敵のミサイル発射拠点をたたく「反撃能力」の保持や防衛費の大幅な増額を決め、地域の安定に責任を持つとの覚悟を対外的に示した。かねて米国から求められていた宿題に答えを出した。

 

日本が防衛力を高める決意を示したことで米国と連携はしやすくなった。24年4月に首相が国賓待遇で米国を訪れた際の首脳会談で、自衛隊と在日米軍の指揮統制の見直しやミサイルなどの防衛装備品の共同開発・生産を打ち出した。

指揮統制は自衛隊で24年度末に発足する「統合作戦司令部」と在日米軍の「統合軍司令部」を軸に部隊間の連携を深めていく。台湾有事に備えて平時から共同訓練をしやすい環境を整える。

 

経済分野で22年に経済安保について話し合う「経済版2プラス2」を新設したのも岸田・バイデン体制下だった。

日米を軸に多国間枠組みの広がりも目立ち始めた。今回の首脳会談にあわせて会議を開催した日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」は経済や安保で協力を広げる象徴的なグループだ。

 

日韓関係の改善も米国の後押しを受けて実現した。韓国とは3カ国の協議体を定例化し対北朝鮮の連携を推進した。6月には海や空、サイバーなど複数の領域にまたがる新たな共同訓練「フリーダム・エッジ」を初めて開催した。

欧州のアジアへの関心を引き寄せ、中国の軍事的行動への抑止網をつくった。岸田首相は3年連続で北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席した。

 

 

【関連記事】

 

 

 

日経記事2024.09.22より引用

 

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デラウェア州ウィルミントンといえば、DuPont社の本社があるところです。

 

・デュポン財閥-1  概要
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5226329b578cb7902e701c57de715b54

・デュポン財閥-2 フランス革命とデュポン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7211f4344bd946895ce4ad7ebc3960b6

・デュポン財閥-3 大化学会社への成功
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6f831974d28087140f9c05d7d2cef1ca

・デュポン財閥ー4  火薬トラスト
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・デュポン財閥-5 吊るしあげられたデュポン
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・デュポン財閥ー6 デュポンはナチスを助けたか
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/95f2faf8b9eef20d697850d4b17e80ce

・デュポン財閥-7  一年一ドルで国家に奉仕
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e0a8b6bfc2a62e31574a9e9d603b6844

・デュポン財閥-8 原子力爆弾そして水爆https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/375baf137700633acd6eb73fb735fb98

・風と共に去りぬ(映画)風と共に去りぬ(映画)と「死の商人」https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2a19d81e462bc6efd2808d9312146efd

・デュポン財閥ー9 『死の商人』デュポン  火薬から原水爆へhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5f11068293da4d008dcb1e63330b5748

 

 

 

 

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日米豪印が共同声明、海洋安保訓練で新枠組み 対中にらみ

2024-09-22 19:43:14 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

【ウィルミントン(デラウェア州)=永富新之丞】

日本、米国、オーストラリア、インドの首脳は21日(日本時間22日)、4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」の共同声明を発表した。

海洋安全保障の訓練のための新たな地域枠組みを立ち上げる。海洋進出を強める中国をにらみ連携を深める。

 

岸田文雄首相、米国のバイデン大統領、オーストラリアのアルバニージー首相、インドのモディ首相が会議をして「ウィルミントン宣言」と名付けた声明を公表した。

「法の支配に基づく国際秩序の堅持を目指す」と明記した。日米豪印でルールに沿った海洋秩序の維持、強化を追求する。

 

中国が活動を活発にする南シナ海の状況について「最近の海洋における危険で攻撃的な行動に深刻な懸念を表明する」と記載した。

豪州とインドも中国の動向を警戒する。インド太平洋地域の主要国の4カ国が現場での訓練の機会を充実させ、現実的な中国の脅威への備えと位置づける。

 

 

2025年から日豪印の海上保安官らが米沿岸警備隊の巡視船に同乗する取り組みも始める。各国の知見を共有する目的がある。

通信インフラの整備で太平洋島しょ国を中心に支援していく方針を確認した。フィリピンやツバルで人材育成支援の拡大や高速通信規格「5G」の普及に向けた協力を模索する。

 

南太平洋の国々は中国製の通信機器への依存度が高いとされる。日米豪印は盗聴などサイバー安全保障への懸念に対応する。

災害支援を想定し4カ国の防衛当局が相互に輸送能力を提供できるようにする。支援物資の事前集積もはかる。がん対策の支援も拡充する。

 

4カ国の首脳のうち岸田首相とバイデン氏の交代がすでに決まっている。バイデン氏は21日、記者団に11月の米大統領選後もクアッドの枠組みが継続するか問われ「11月をはるかにこえて(継続する)」と答えた。

大統領選は民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領との接戦になっている。多国間協調に否定的なトランプ氏が勝利した場合、クアッドの枠組みが持続するかどうか懸念する見方がある。

 

交代前に4首脳で枠組みを堅持する姿勢を共有し、世界へ海洋秩序の維持の重要性を示した。クアッドの首脳会議は21年から始まった。対面での開催は4回目となった。

インド太平洋地域を巡る安保の多国間協調の枠組みが広がる。日本、米国、フィリピンの3カ国の安保協力や、米英豪のAUKUS(オーカス)の連携などにより対中国の抑止力を確保する。

 

 

 
 
 
 
 
岸田政権

岸田文雄首相・政権の最新ニュースをご覧いただけます。

 

 

日経記事2024.09.22より引用

 

 

 

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安倍元総理と旧統一教会の幹部らが選挙直前に"面談"報道 内部文書には「首相からこの方を後援してほしいとの依頼」 教団による選挙支援

2024-09-22 17:39:07 | 日本政治・外交

安倍元総理と旧統一教会の幹部らが選挙直前に"面談"報道 内部文書には「首相からこの方を後援してほしいとの依頼」 教団による選挙支援

https://www.youtube.com/watch?v=4EgFwxSmLHs

 

 

(関連情報)

・アホボン安部晋三と高市早苗
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/8f634fcb2dbef871af46cc9c0649bedf


・円安の真実:アベノミクスの『積極財政』と『FBAR』と『FATCA』によるドル回帰

https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3b8db0057a3dee38770636c233fd8347

 

・ネオコンと新自由主義
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d35241ec2a3b3abfd0224f45b276203c

 

・古代ローマ帝国は、チープな「フィアット通貨」によって滅亡した
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/863e0bb09ba7d6e7a9945150951b60cc

 


「和同開珎」のチープ化で奈良期は崩壊した

2024-09-22 16:22:47 | 日本政治・外交

 

日本初期の通貨制度、すなわち教科書にも出てくる「和同開珎(わどうかいちん)」を中心とした西暦708年からの皇朝十二銭制度も、結局は50年ももたない間に銀・銅の含有比率を減らすことによって、通貨の価値を下げました。

それは奈良時代の統治者の方漫財政を補うために、通貨の大量発行を行ったせいです。 西暦760年、朝廷は「和同開珎」に換えて、「萬年通宝(まんねんつうほう)」という新しい銅銭を発行しました。

 

これは額面上、「和同開珎」の10倍の価値があるとされました。 しかし、実際の「萬年通宝」に含まれている金属の価値は、「和同開珎」に比べて大幅に少ない量に引き下げられていたのです。

こうした通貨政策の統治者による乱用が、奈良期の崩壊を招きました。 さらに平安時代になって、958年に鋳造された「乾元大宝(けんげんたいほう)」は、これに輪をかけておそろしく陳腐な通貨で、およそ価値のある金属は含まれていませんでした。

 

こうして、日本の通貨制度は、平安期が発行する貨幣でなく、米(コメ)が通貨の代わりと成ったのです。

 

 


明治維新の1868年、政府はその通貨である「太政官札」を発行しました。 通貨の単位は「両」でした。

ところが個人銀行である為替会社にも通貨発行権を与えたので、政府の発行する太政官札と、私有会社である為替会社が発行する銀行券が混在しました。

そこで1871年に明治政府は、これらの太政官札、為替会社の銀行券をすべて無効にし、1872年に「明治通宝札」を発行しました。 単位は「円」です。


ところが、1872年から79年にかけて、日本全国に認められた国立銀行153行が、これまた銀行券の発行を認められました。

 

全国にある153行もの国立銀行153行が抑制なく発行する銀行券が、大量に出回ることになりました。

そして、1871年になると、西南戦争を勝ち抜いた明治政府が「神功皇后札」を発行。 さらに1872年になると、中央銀行である日本銀行が設立され、「大黒札」という紙幣が流通し始めます。

 

1899年になると、153もの国立銀行が発行していた銀行券はすべて無効と宣言され、それまでの国立銀行の銀行券を貯めこんでいた庶民は大損し、貧乏のならずの底に落とされました。

 

 

そして、第二次世界大戦敗戦後の1946年、時の政府が「新円札」を発行し、それまで流通していた旧円券をすべて無効としました。

ここでもまた、真面目に働き、旧円を貯蓄していた国民が、お馬鹿の長州を中心とする下層階級の革命であった明治維新以来の阿呆な政権の勝手な都合で、大損し、貧乏の、ならずの底に落とされたのです。

 

このように、日本の歴史を見ただけでも、政府が発行する通貨というものが、いかに信用ならないものが分かります。

政権の発行する通貨。フィアット・カレンシー(通貨)は、政権が強制力を持っているために、「今日からこの通貨は無効だ」とやられてしまえば、我々一般庶民は手も足も出ないのです。 

 

そのことが繰り返されてきたのが、日本の通貨制度の実際の歴史です。

だからと言って、また、実社会で認められず、無職のお馬鹿たちが、youtubeで生計を立てようとし、政府や日本円は信用ならないと大騒ぎしても信用してはいけません。

 

今、世界で何が起こっているのか? 将来何が起こるのか? また、何を信用すべきか、具体的に別途紹介します。

 

 

 

 

(関連情報)

・フィアット・カレンシー(通貨)とクリプト・カレンシー(通貨)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/769f1796bc4580021e0f7631c1cc5af4

古代ローマ帝国は、チープな「フィアット通貨」によって滅亡した
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/863e0bb09ba7d6e7a9945150951b60cc

 

・Bloomberg ブラックロックCEO、現代金融理論を支持せず-「くず」と一蹴https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8723862229429fc9507648b3cfd56e2

・アホの一つ覚えのMMT信者
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/edfec0faeef39871e87a42779cd369b4

・今こそ冷静に考えたい「アベノミクス」失敗の理由(東洋経済)
~安倍政権によって日本経済はどうなったか~
https://toyokeizai.net/articles/-/620385

 

古代ローマ帝国は、チープな「フィアット通貨」によって滅亡した
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/863e0bb09ba7d6e7a9945150951b60cc

・円安の真実:アベノミクスの『積極財政』と『FBAR』と『FATCA』によるドル回帰
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3b8db0057a3dee38770636c233fd8347

・ネオコンと新自由主義https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d35241ec2a3b3abfd0224f45b276203c

 

・「和同開珎」のチープ化で奈良期は崩壊した
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0f1d63ad3aa35fe6fcf8ea8ec73e8931

・1942年、お札が突然、紙屑になった
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/162203542673b07f20b7362d7b56ce8f

 

 

 

 

 

(おまけ)

リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64

ジャパン・ハンドラーズ ジョンズ・ホプキンス大学ー2 ケント・カルダーhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/53e1c4bddaab8814da918705716a9729

↑ 郵政民営化、安倍首相暗殺のフィクサーは、ジャパン・ハンドラーズのケント・カルダー

 

 

 

 

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古代ローマ帝国は、チープな「フィアット通貨」によって滅亡した

2024-09-22 15:22:12 | 世界経済と金融

世界史に於いて、フィアット通貨が引き起こしt大事件としては、「ローマ帝国の崩壊」があります。 


紀元前46年に、ジュリアス・シーザーは自身の顔をかたどった金貨を作りました。

実質的にはこの頃からローマ帝国のコインは、広大な帝国内に広まっていきました。 シーザーの後を継いだ皇帝アウグストスが、紀元前23年に銅貨、亜鉛貨、銀貨、金貨の品質を統一します。

この時のローマ帝国のコイン・システムは、その後300年にわたって維持されていきます。 ローマ帝国がコインを鋳造するためには、新たに取得した領土から金銀を略奪してくる必要がありました。

 

ところがローマの軍事力をもってしても、そう簡単に領土拡大が出来ず、侵略した国からの財物、金銀の押収がままならない状況になってきます。

すると領域から徴収する税金だけでは、帝国の予算をまかないきれない状態に陥りました。問題は税収だけではありません。

紀元前176年にローマ帝国が占領したマケドニアの銀鉱山から算出される銀が、ローマ帝国の鋳造発行する銀貨の元となっていました。

しかし、このマケドニアの銀は産出量が減ってきます。 一方で、金(Gold)はもともと産出量が限られていました。


最もローマ帝国後期にしても、国家予算の約7~8割は税収で満たされていたというから、税収だけでは予算の6割にも満ちません。

そこでローマ皇帝はチープなコインをどんどん鋳造することで対処しました。チープなコインというのは、金銀の含有量が少ないコインのことです。

 

アホボン(永田町では2~3流大学卒の二世議員の事をこう呼ぶらしい)こと、安倍晋三率いる政権のアベノミクスから、今の日本とまさに同じ状況です。 

日銀のお札、日銀券(円貨)は、大量の国債という負債のせいで、その価値がとんどんチープ(円安)になりインフレが進行します。

 

話をローマ帝国に戻すと、ローマ歴代皇帝は、その出費をまかなうためにコインをどんどん鋳造することにしました。

たとえば、あの有名な皇帝ネロは,紀元64年になんと皇帝アウグストスが定めた金貨に含まれる金(Gold)の量を4.5%減らし、銀の量を11%減らすことにしました。

その後も、紀元117年の皇帝トラヤヌスの時には、銀を15%低下。 紀元180年の皇帝マルクス・アウレリウスの統治時代には25%低下。 皇帝セプティミウスの時には45%、皇帝カラカラの時には50%と、銀の割合はどんどん低下していったのです。

 

ついには銀貨というのは名ばかりで、ほとんど銀が含まれていない銀貨まで鋳造するようになってしまいました。 一説によれば、1~2%の銀しか含まれていないものを「銀貨」と称する事態にまで至ってしまったのです。

メッキしている量しか銀が含まれていないという詐欺的コインです。

 

このように税収不足を賄うため、チープマネーを鋳造したことによって何が起こったか? 物の値段が上がった。 通貨を作りすぎたために、通貨の価値が下がる。 つまり、インフレが起こったのです。 今の日本と同じです。

これがローマ帝国崩壊の一因となりました。 金(Gold)や銀の含有量低下と同じような比率で物価が上がったのではなく、物価の上がり方はその2倍、3倍にもなりました。ものよっては、物価が10倍になる日常生活品にまで見られるようになったのです。

 

 

明治時代100万円あれば、東京都全体の土地が買える価値がありましたが、今や円の価値はどんどん下がり、今では都心に1坪も買えない価値に、円の価値は成り下がったのです。

言っておきますが、銀行に預けた100万円という数字は、いつになっても100万円ですよ。当たり前ですが。

『フィアット通貨』というものは、その政権の都合で価値が下げられたり、紙クズ同然ににされたりと、する歴史的事実があるのです。

これが、お馬鹿(阿呆)たちが積極財政、MMTと大騒ぎした結末の現実です。

 



(関連情報)

・フィアット・カレンシー(通貨)とクリプト・カレンシー(通貨)
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・Bloomberg ブラックロックCEO、現代金融理論を支持せず-「くず」と一蹴https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f8723862229429fc9507648b3cfd56e2

・アホの一つ覚えのMMT信者
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/edfec0faeef39871e87a42779cd369b4

・今こそ冷静に考えたい「アベノミクス」失敗の理由(東洋経済)
~安倍政権によって日本経済はどうなったか~
https://toyokeizai.net/articles/-/620385

 

・円安の真実:アベノミクスの『積極財政』と『FBAR』と『FATCA』によるドル回帰
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/3b8db0057a3dee38770636c233fd8347

・ネオコンと新自由主義https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d35241ec2a3b3abfd0224f45b276203c

 

・「和同開珎」のチープ化で奈良期は崩壊した
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・1942年、お札が突然、紙屑になった
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(おまけ)

・リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64

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↑ 郵政民営化、安倍首相暗殺のフィクサーは、ジャパン・ハンドラーズのケント・カルダー

 

 

 

 

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