江崎グリコ グリコーゲンだからグリコ

江崎グリコと言えば、我が国を代表するお菓子メーカーで、最近では難波にある巨大なグリコの看板は、海外観光客の撮影スポットとしても有名になっています。

1919年に佐賀県出身の江崎利一（りいち）が、有明海で蠣（かき）の煮汁に多量のグリコーゲンが含まれていることを発見。　ちょうどその頃、チフスにかかった長男がグリコーゲンのエキスで一命をとりとめたことから、その威力に着目しました。

育ち盛りの子供が食べたがるようにと、利一はグリコーゲン入りのキャラメルを製造、グリコーゲンを略して「グリコ」としました。　「一粒300m」の有名なキャッチフレーズを考案すると、そのエネルギーをちゃんと計算し、一粒にそのカロリーを入れる律義さでした。　しかし、販売当初はなかなか菓子店で受け入れられず、三越大阪店に陳列してもらえるように懇願しました。　

そして、ようやく成就した1922年2月11日を創立記念日にしました。

1927年にグル子キャラメルにオマケを入れ始め、1929年にはオマケ小箱をつけて大ヒットしました。　1933年には「ビスコ」、1955年には「アーモンドグリコ」、1958年に「アーモンドチョコレート」を発売し、総合菓子メーカーに成長しました。

その後も、1960年に「ワンタッチカレー」、1963年に「プリッツ」、1966年に「ポッキー」を発売し、次々とヒット商品となりました。　チョコレート、アイスクリームからインスタントカレーやレトルト食品などに取り扱う商品も増え、今では押しも押されぬ日本を代表するお菓子メーカーとなっています。







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