本棚を整理していたらこんなのが出てきた。
『壬生狂言の夜』という司馬遼太郎の短編で、『組!』ファンならご存知、
あのまっちゃんの“壬生心中”(第37回薩長同盟締結!)の話だ。
壬生の目明しを主人公にして、上手く“壬生心中”に絡ませてあり、もちろん土方も登場する。
彼の出番は少ないが“オニ”モード全開バリバリ(古)
ストーリーは
土方が何か理由があって松原を葬らなければならず、
葬る理由を他にでっちあげる根回しを目明しにさせる。
もちろん目明しは自分が利用されているとは知らずに、松原を探るが……
てな感じで、最後はお決まりの心中に。
この目明しが男気のあるいいヤツなんだよなあ。土方と好対照。
興味深いのは『壬生狂言の夜』は昭和35年11月の作品で、
あの『新選組血風録』『燃えよ剣』より前に世に出ていること。
直木賞受賞が同年なので、彼の作品中、土方歳三が登場したのは
これが最初ではないだろうか。
同じ司馬作品でも、そのキャラクターに殆ど肉付けされていない、
愛想もへったくれもない土方は、『燃えよ剣』で彼のファンになった方々には、
物足りないかも。
更に『組!』の“壬生心中”とは全然別物で、後味が悪いことこのうえない。
『壬生狂言の夜』という司馬遼太郎の短編で、『組!』ファンならご存知、
あのまっちゃんの“壬生心中”(第37回薩長同盟締結!)の話だ。
壬生の目明しを主人公にして、上手く“壬生心中”に絡ませてあり、もちろん土方も登場する。
彼の出番は少ないが“オニ”モード全開バリバリ(古)
ストーリーは
土方が何か理由があって松原を葬らなければならず、
葬る理由を他にでっちあげる根回しを目明しにさせる。
もちろん目明しは自分が利用されているとは知らずに、松原を探るが……
てな感じで、最後はお決まりの心中に。
この目明しが男気のあるいいヤツなんだよなあ。土方と好対照。
興味深いのは『壬生狂言の夜』は昭和35年11月の作品で、
あの『新選組血風録』『燃えよ剣』より前に世に出ていること。
直木賞受賞が同年なので、彼の作品中、土方歳三が登場したのは
これが最初ではないだろうか。
同じ司馬作品でも、そのキャラクターに殆ど肉付けされていない、
愛想もへったくれもない土方は、『燃えよ剣』で彼のファンになった方々には、
物足りないかも。
更に『組!』の“壬生心中”とは全然別物で、後味が悪いことこのうえない。