月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

『春灯雑記』 司馬遼太郎

2005-01-02 20:21:54 | Bookshelf
私の交友関係で、司馬遼太郎を読んでいる(愛読とまではいかない)人間は1人。
それも男性。ついでに40代後半。


女性にいたっては、名前すら知らない人が多い。


……大ベストセラー作家なんだけど。


元彼には「変わったやつだなあ。女で司馬を読むやつなんていないぞ」


……変人扱い。



ずいぶん前『街道をゆく』展をデパートへ観に行った。
平日に行ったにもかかわらず盛況だった。
会場は、じいちゃんばあちゃん&中年男性でいっぱいだ。
中年女性がちらほらいたが、どうみても旦那に連れてこられたっぽい。

こんな中、ジーンズにTシャツの20代後半の女性がひとり。
動物園のクマになった気分。
ものごっついじろじろと見られるんである。
「なんでここにいる」「小娘に司馬がわかるのか」ってな視線がばしばし飛んでくる。

……悪かったな女で。ばあちゃんならいいのかよ。

思いっきりガン飛ばし返したけど。



もひとつ小ネタ。これもかなり前。
バス停での待ち時間に『春灯雑記』(司馬遼太郎のエッセイ)を読んでいた。
バスが来て本を手に持ったまま乗った。

「ちょっと聞くが、その本いつ出たかね。」

へ?
私に聞いてんの?
見回すと乗客は、私とその質問者以外にいない。

「1週間くらい前に買ったんで、まだ本屋さんにあると思いますよ。」

「ああそうかね。ありがとう。」

質問者はどう見ても70代以降のおじいちゃんだった……。



司馬遼太郎の読者層を国勢調査したい。
若い娘はおらんのか。



タイトルの『春灯雑記』ついて知りたいひとは自分で読もう。(もうなげやり)
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