物忘れ防止のためのメモ

物忘れの激しい猫のための備忘録

20190615-16滋賀 2

2019-06-21 | 行った所

大浦の港に出たら雨が降り出した。観光案内板があり、丸子舟の館というのがあったから行ってみる。
これは予想外に面白かった。丸子舟とは丸木舟にするような大木を縦二つに断ち割り側舷にし、その間を板を鋲打ちして留めてあるほぼ平底の船だ。予想外に大きい。100石舟だという。1000隻以上が琵琶湖を往来していたこともあるらしい。エンジンを積み、昭和に入っても数台が就航していたという。最後の丸子舟を展示してあるとともに、琵琶湖と周辺の物資の移動をよくまとめ展示してある。優秀な学芸員が居ると見た。

敦賀から山越えで琵琶湖に至る道は漠然と塩津あたりかな、というものだったが、3通りあるようだ。塩津・大浦・海津だ。小浜からのルートは今津に出るのでここは経由しない。

昼食後余呉へ回る。(昼食は永原の西久という食堂、恐ろしく量は多い)
余呉湖へ来たのは初めてだ。賤ケ岳合戦の絵看板があるがなんだかよくわからない。
余呉湖周り一周。程よいサイズの湖といえばいいのか。

木之本へ出、以下にも宿場町の雰囲気を残す通りの酒屋で地酒を買う。

高月の雨森芳洲庵へ向かう。電話番号でナビが設定できず、近所かと思うあたりをほぼ迷子状態で探す。
芳洲は抜群の才能とバランス感覚に優れた人だったようだ。文化に優劣なし、という感覚をこの人はどこで身に着けたのだろう。
朝鮮通信使の衣装を着けた人形があったが、それがいかにも西洋人という感じのマネキンだったので笑ってしまった。
若いとき一度対馬に入ったことがあるが、その時には、こんな人がいたということも知らなかった。

渡岸寺へ行く。なんていうたらいいのか十一面観音像である。ただ照明は悪い。去年来た時にはもう少し明るかったように思うのだが。
Q夫人は今までに少なくとも2回は湖北の観音を回り、東京芸大や上野の観音ハウスにも足を運んでいるらしい。しかし、渡岸寺の十一面を見たか見なかったかわからないという。だいぶ私とは感覚が違うらしい。

資料館も寄らず、巳高石道寺もパスし小谷に向かう。
さすがに4月に来たばかりだ。さっと回る。Q夫妻、山城まで登りたいというので車で中腹まで上がる。それからは徒歩になるのだが、雨だしパス。

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