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ナンバ走り

2004-11-15 20:14:10 | トレーニング
 最近、ナンバ走りの本を読みました。
 前から、ナンバ走りには注目していました。
 山登りでも、スキーでも、ナンバの動き(右手右足を一緒に出し、左手左足を一緒に出す)を、ナンバという言葉を知る以前から、自分なりに工夫して身体に優しい動きとして取り入れていました。
 オリンピックで、陸上短距離の末續選手がナンバ走りを取り入れている、ということで、ナンバは注目されました。
 本を読んでナンバの動きを再確認してみましたが、リズムの取り方など、自分なりの身体の使い方とは、若干違うかもしれないとは思いました。ナンバ走りの本もいろいろ出ていますし、私の読んだ本の中にも、いろんなナンバの動きがあり論争になっている、とも書かれていましたから、どれが最高の理論なのかは、わからないのですが。
 いかに身体に負担がかからないように楽に動くか、長続きするような動き方はどんなものか、試行錯誤されながら、生み出された動きが写真とともに解説されていました。
 昔は、トレーニングとは、根性を入れて取り組むもの、しごかれるもの、がむしゃらに頑張るもの、限界まで耐えるもの、ひたすら筋力をつける、などのイメージがあったのではないでしょうか。
 ナンバの動きは、そういった方向とは逆のものです。いかに楽に動くか。しかし、一番楽な動きだからこそ、ここぞという時には力も発揮できます。
 もともと、ナンバの語源は何なのか、ということは明らかにされていませんでしたが、「難場」をいかにきりぬけるか、という意味でとらえることにしで身体の動きを考えた、と書いてありました。
 硬軟どちらが強いか。軟らかい方が強い場合も多いのではないでしょうか。硬いものは折れやすいけども、軟らかいと折れないし、ショックに強い。
 東洋思想は、陰陽の組み合わせでものごとを表現しますが、陰は良くないもので陽や良いものと認識している人もいるようです。特に食養生について解説しているもので、そのような誤解をまねく表現で書いているものはたくさん目にしています。
 陰陽どちらも長所短所があって、補い合うものだったりします。より強く、という思想や激しくキツイトレーニングに偏らず、いかに楽に動くか、という反対の方向でのトレーニングや思想を大切にしたいものだな、と思いました。



内臓とこころ・2

2004-11-11 21:50:35 | 東洋医学一般
 喜怒哀楽などの情動に変調が生じると、体内の気のめぐりにも影響を与えます。

  「怒れば気上り、喜べば気緩み、悲しめば気消え、恐るれば気下り、寒ければ気収まり、熱いと気泄し、驚けば気乱れ、労すれば気耗り、思すれば気結ばる」

 なんとなく、イメージが沸くでしょうか。

 また、怒・喜・思・憂・恐を五情(五志)、それに悲と驚を加えて、七情と言います。
 七情を、陰陽に分類すると、陽が喜怒哀楽、陰が悲哀憂愁となります。
 過度の感情が、病の原因となることは大変多いです。

 「怒は肝を傷る。喜は心を傷る。思は脾を傷る。憂は肺を傷る。恐は腎を傷る」

 それぞれの五臓がバランスよく充実していればこその健康です。一つの臓が変調を来すと、他の内臓にも影響を与えます。また、それぞれ五臓には相互依存・相互抑制の働きもあるので、こんな法則もあるのです。

 「悲しみは怒りの感情に勝る。恐れは喜びに勝る。怒りは思に勝る。喜びが憂に勝る。思は恐れに勝る。」

 さっきまで泣いていたのに嬉しいことがあると悲しさが吹き飛んでしまう、さっきまで思い悩んでいたのに怒らせると悩みが吹き飛んでしまう、なども、こういった関係を見ると、納得できるのではないでしょうか。
 しかし、ある感情が別の感情を抑えるだけでなく、その感情の源である神(神魂魄意志)を傷つけてしまうという法則もあります。

 悲しみ→魂(肝が蔵している)を傷る→物忘れや言動の異常
   肝の気が虚すると恐れ、実すると怒る。

 心配(思う)→神(心が蔵している)を傷る→常に恐怖感
   心の気が虚すると悲しみ、実するとよく笑う。

 憂愁→意(脾が蔵している)を傷る→落ち着きがなく、イライラする
   脾の気が虚するとだるくなり、実すると腹が脹り排泄できなくなる

 過度の喜楽→魄を傷る→気が狂ってわがままにふるまう
   肺の気が虚すると呼吸が弱り、実すると喘息などで胸苦しくなる

 怒り→志を傷る→健忘症や腰痛症
   腎の気が虚すると冷えやすくなり、実すると腹が脹る

生命力が衰えている状態では、よかれと思った感情の刺激が悪化へ導くこともあるので、要注意ともいえますね。


声の特徴によって、障害を受けた臓器を特定することもできます。

 肝→「呼」~人をむやみに呼び、大きな声を出す。怒ったり命令ばかりする。
         病気の苦痛を強く訴える。

 心→「笑・言」~いつもは無口の者でも多く話すようになる。
           言語に間違いが多くなる。

 脾→「歌」~鼻歌を歌い、いつも歌を口ずさみ、歌うように話しかける。

 肺→「哭」~内向的な性格となり、単純なことに泣きやすくなる。
         また、泣きごとを言うようになる。

 腎→「呻」~うなり声を出す。なにをするにも体力が伴わず、あくびが
         出やすくなる。

 声の出し方をよく観察して、五臓の障害と比較してみると、なぜその人がそういう状態になっているのか、ちょっと客観的に見ることができるのではないでしょうか。
 他の人の感情を客観的に考えることができると、その人の感情に振り回されて自分の調子も悪くなる、ということも避けることができるかもしれません。


内臓とこころ・1

2004-11-11 18:52:56 | 東洋医学一般
「内臓」と「こころ」とは、密接な関係があります。

 まず、人体の機能を支配・統制するものを「神気」といって、さらにそれがおさまっている五臓によって分類されます。

 ※ 心は神を蔵す。肺は魄を蔵す。肝は魂を蔵す。脾は意を蔵す。腎は志を蔵す。

  ☆心におさまっている神が、この中の最上位にあって、他を支配しています。
   神は、生命活動そのものであって、この神が安定していれば、心身ともに
   健康であるということになります。

  ☆肝におさまっている「魂」は、「神」に随って往来するもので、いわゆる
   「こころ」と密接に関係のある「たましい」に近い意味のものになります。
   肝は、判断力や計画性などの精神活動を支配しています。

  ☆肺におさまっている「魄」は、「精」と並んで出入りするもので、いわゆる
   「本能・肉体」と密接に関係のある「たましい」に近い意味のものになります。
   肺が充実していると、「気(狭義の意味の気)」が充実してきます。

  ☆脾におさまっている「意」は、実際に「思ったり」「おぼえたり」するもので、
   「記憶」や「思考」と密接に関係のある「こころ」になります。
   脾の働きの衰えと、全身倦怠感や無力感などは密接に関わっています。

  ☆腎におさまっている「志」は、「意」の存するところで、日本語の「こころざし」
   に近い意味のもので、目的をもって思ったり、思いを持続させる「こころ」に
   なります。
   腎は生命力の源となるエネルギーを貯めておくところのようなものです。
   腎の働きは、免疫力、生殖能力、老化現象にも深くかかわっています。
   「元気の源」、「基礎活力」でもあり、「根気」のあるなしにも関係します。

 「神(神魂魄意志)」が「情動(喜怒哀楽)」を統制していて、「神」が充実して健全に働けば、情動が人の心を乱すことはないのです。
 「神(神魂魄意志)」に乱れがあると、「情動(喜怒哀楽)」のままに動いて人の心を乱して、それがまた「神(神魂魄意志)」を不安定にします。

 結局、生命力そのものが旺盛であれば心身は健康ということで、「からだ」と「こころ」はひとつ、ということにもなりますね。


ウェイトトレーニングの結果・・・私の場合

2004-11-08 23:57:31 | トレーニング
 実験と思い、最大筋力の約70%の負荷で15回×3セットのウェイトトレーニングをしてみました。
 メニューは、レッグプレス(太股とお尻)、レッグカール(太股・後ろ)、ロゥワーバッグ(背中)、アブドミナル(お腹)、チェストプレス(腕・胸)。
 日をおいて、一週間に3日間やってみましたが、昨日の朝、右の腰痛になり、これは、ロゥワーバッグのせいじゃないか、と思いました。
 もともと、数年前までは右の腰痛があったので、できるだけ、左右対称の低負荷の有酸素運動をすることで、腰痛解消していました。
 やはり、ウェイトトレーニングは、少々リスクがあるのではないかな、という私の結論で、ウェイトトレーニングはしばらく休むことにしました。
 昨日は、1時間の早足ウォーキング、今日は2時間のアップダウン付きのウォーキングとジョグをしてみました。
 経験からも理論的にも、有酸素運動で、たまった乳酸を抜くと、筋肉疲労は早く解消されるので、筋肉の左右の強弱などが原因の歪みで起こる腰痛は、治りが早いです。
 もちろん、内臓に働きかける、経絡治療での鍼でも、左右の歪みは、自然治癒力によって解消されます。
 やはり、もともと左右の歪みの起こりやすい骨のバランスなので、エアロビック筋をしっかり鍛えて、骨格を安定させてから、ウェイトトレーニングに入った方が、私には良さそうです。

マフェトン理論については、こちらのサイトで詳しく解説しています。
http://www.ne.jp/asahi/ja/asd/saitou/tore1.htm


ウェイトトレーニングについては、こちらのサイトで詳しく解説しています。
http://www.icofit.net/gym/resistance/index.html



立冬

2004-11-07 19:48:38 | 季節に合わせた養生法
今日は立冬で、いよいよ今日から冬です。

太陽視黄経 225 度
冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧)
この日から立春の前日までが冬。日は短くなり時雨が降る季節。
北国や高山からは初雪の知らせも届き、関東では空っ風が吹く頃。

「こよみのページ」
(暦について、いろいろ書いてあるサイトです。ここから引用しています。)

東洋医学で、冬といえば、腎の働きが旺盛となる時期になります。
腎と膀胱は表裏関係。
腎(水)は、先天の腎とも呼ばれ、両親からもらった、生命エネルギーの素とも言われます。
腎のエネルギーがそのまま、生命力、とも解釈できるのです。
枯渇していまったら大変ですので、常に、脾の働き(土)によって、後天のエネルギー(飲食物から得る栄養)によって、補完されていきます。
腎と関係の深い組織は、耳、骨、髪、脳、神経、骨髄、白血球、などです。
腎は、脾(土)の働きが亢進して攻撃を受けることがあります。
脾の働きとは、脾と関係のある「甘いもの」「牛肉」「乳製品」を過剰に食べるなどです。脾(土)と関係が深いのは、緩む性質、膨張する性質のものです。
腎は、ギュッと固まる作用があります。
腎と関係の深い色は、黒です。
腎と関係が深い、黒っぽい色をした、ギュッと締まった食べ物は、冬の季節の食べ物として適切だと思います。根菜類、豆類をしっかり摂ると良いでしょう。
背中の丁度まんなかのあたりは、脾(土)の配当になりますので、あまり刺激しないほうが良いです。
腰は、腎(水)の配当になります。
腰を冷やさないように、温めてあげると、良いでしょう。
背中のまんなかが張っていたり、コリがあったりしても、腰や首肩を温めたりすることで改善することも多いですよ。
腎と関係の深い病は、治癒に少々時間がかかる場合が多いので、無理せず気長にゆっくり養生をすることをオススメします。
植物でいうと、腎(水)は、「種」です。一年かけて、じっくり作られる、次の年のエネルギーの源となるものです。一年の集大成ということも言えますので。