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9月13日カウンセリング学習会の案内

2005-09-12 02:25:38 | カウンセリング学習会の案内
 終わってから、もう一ヶ月以上も経ってしまいましたが、8月上旬のカウンセリングワークショップでは、北海道のカウンセリングに対する熱意、同じ北海道の仲間という意識、地域の活動が確かになっていけば、それが大きな流れを作ることにもなる、そんな話がありました。
 参加者みんなの意識が同調していくのか、話せなかったことが、今、話す時なのだと言わんばかりに言葉と思いが出てきてしまう・・・または、本質に触れる言葉、その人そのものに触れる言葉がダイレクトに魂に響いて、思わず出てくる言葉でのレスポンス・・・。いろいろなことが起こったように思います。「場」の力というものを感じたように思います。
 昨日、北海道新聞に「鍼灸探検」を連載し、今年1月に「鍼灸の挑戦」を出版した、松田博公さんの講演会に行ってきました。
「智者は同を察し、愚者は異を察す」という中国最古の医学書である黄帝内経にある言葉が一番印象に残りました。テーマは、地球文化としての鍼灸。易経を含めた天文学からくる宇宙観、世界観をもとにしてまとめ上げられた鍼灸は、中国で起こったものであっても、宇宙の仕組みをどう見るか、という観点から考えると、地球上のどこにいても通じる考え方です。しかし、中国から日本に伝わり、日本で発展してきた鍼灸というものもあり、その日本らしさというのはどういうものなのか、ということを問われていました。農耕文化をもとにしての文化、植物を育てるということに通じるのは、丁寧さ、きめ細かさではないかということでした。
 カウンセリングワークショップでも、日本独自のカウンセリングとは何か、という話題が出ました。日本らしさというものについて、はっきりとした答えは、ワークの中では出ませんでした。
 松田さんによると、オーストラリア人の鍼灸師は、アボリジニの伝統医学、その国独自の文化に流れる「気」というものをうまく取り入れている、ということでした。
 最近、アイヌ伝統医学に興味を持っている私は、自然と共生してきたアイヌ文化を探ると、北海道でどう生きるべきなのか、ということがが見えてくるのではないか、と思っていました。
 大きくとらえると宇宙館は同じものになり、文化も根の部分は同じと言えますが、東洋らしさ、日本らしさ、北海道らしさと追っていくと、個を見ていくことになります。大きくとらえることと個を丁寧に見ていくことを同時に行うということは、カウンセリングワークの中でも起こっていることではないかと思いました。
 久しぶりの例会学習会は9/13日です。案内の葉書が遅くなり、何人の方に会えるか不安ですが、楽しみに待っています。