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患者さんのお話から

2004-10-20 16:15:12 | 患者さんのお話
今日の患者さんのお話。
「最近、人と話す機会のない人が多いんだろうね。」
「うちに帰るまでに、知らない人と、何人も話しするよ。」
「階段を荷物持って大変そうに歩いているから、危ないと思って、一緒に見守りながら歩いてあげたら、突然、人生相談みたいな話をされてね。こんな大事な話、してもいいのかなというような話題で。」
「人との話に飢えているんだろうね。」

うちに来る患者さんも、治療後、ずーっと話していく方も何人かいます。
昔は、近所づきあいも多い世の中だったから、孤独な人は少なかったのかも。
今の世の中、マンションなんかじゃ、近所に誰が住んでるか、わからない、っていうことも多いですもんね。
治療しながら、いろんな話ができるのも、鍼灸師の特徴。
治療よりも、話に来てる、っていう患者さんがいるのも事実かも。
でも、話を聞くのも、治療の一つ。
たまった思いを吐き出すと、気分もちょっと変わるみたいです。
そうすると、体調もまた変わっちゃうものです。

聞き上手になるのも、鍼灸師の使命と思って試行錯誤です。

土用は、脾臓の働きが盛んになる時期。
脾臓は、西洋医学とは意味が違っていて、胃腸の働きのようなもの。
感情では、「思憂」と関係が深いのです。
あまり、内に閉じこもって悩むと、胃腸の働きも鈍ってしまいます。
適度に発散させましょうね。