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11月22日(火)のカウンセリング学習会の案内

2005-11-21 06:49:39 | カウンセリング学習会の案内
 雪が降り、のんきな私に向かって、冬になったのだとはっきり視覚で示されたような気分です(笑)
 10月第4週の学習会では、P51~57を読みました。「精神医学」と「行動主義的心理学」との二つの苦闘について。精神医学との闘いについては、医療行為と心理治療とのからみ…、精神衛生、精神的健康などに関する法的、制度的な争いを取り去ってきたことが書かれていました。行動主義的心理学ロジャーズ=スキナー論争などに関する記述では、少しわかりにくく、じっくり読む必要がありそうでした。オペラント条件づけの理論や発展ならびに手段が創造的業績であることを認めた上での意見が書かれていました。『因果関係の連続である「環境」だけが個人の行動を決定するものであり、個人の行動は原因と結果の連鎖である』、というスキナーの理論に対して、ロジャーズは、『人間による「選択」という現実と意味を否定することは不可能であり、自己理解の程度こそが個人の行動を予測する最も重要な要因』と言っています(要約)。それは、優れた個人による「管理」よりも真に「民主的な行き方」とることにつながる、とも言っています。
 『独裁者や軍事政権に政治を許してしまうなら…軍政ー警察ー企業という連合は、科学技術を軍部や企業の勝利も役立て、心理学的技術を人間行動の調整に用いる…(中略)…かけがえのない個人の基本的自由と尊厳、並びに自己決定の可能性を重視する人間主義的心理学者は、そのような政権のもとではまず第一に監禁されるでありましょう』ここまで読むと、身が引き締まる思いがありました。洗脳、マインドコントロールという言葉が流行したこともありました。個人による行動の「選択」、人生を自分で決める、これを揺るぎないものとしていきたい思いを強くしました。
 11月第2週は、映画「蝉しぐれ」に関する話にかかわって、それぞれの個人的なお話などを交えていろいろと…出ました。では、次は11/22(火)、お待ちしてます。