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11/9のカウンセリング学習会の案内

2004-11-07 14:29:14 | カウンセリング学習会の案内
以下、カウンセリング学習会の案内の葉書と同文です。

 今日は立冬です。今日から冬ですね。見える部分、表面的なところでは、まだまだ秋のような感じかもしれませんが、見えない部分、身体の中身も、自然のしくみも、しっかり冬に突入しています。現象として、見える部分は、後から現れてくるものです。

 前回の学習会では、以前のワークで使用した「ブライアンの真空」の、友田先生の訳のプリントを読むことにしました。
 「真空」とはどういう状態なのか。また、人間が変革する瞬間、そこに至るまでの場面づくりや条件づくりがセラピストの重要な役割になること等を話しました。その場面づくりに関しては、技術、方法論ということになり、様々な理論が出てくるのでしょう。
 方法論の話になってしまうので、前回は、取り上げませんでしたが、「新潟中越地震」への「カウンセリングにかかわる人」の派遣・・・という話題も出ました。
実際に、新潟の教育委員会が小中学校などにカウンセラーを派遣しています。ニュースでは【「地震のことを夢に見る」「よく眠れない」など、約20項目にわたる質問で精神状態を把握。月1回程度のペースで各地域に臨床心理士などの専門家を派遣し、ケアが必要な子どもにカウンセリングを実施する。】とありました。精神科医やケースワーカーも派遣されたとの報道も聞いています。
 しかし一方で、「心の専門家」による介入に批判的な意見も聞きます。簡単な質問紙による回答から、本当の「心」がわかるのか、という疑問と、専門家という権威による「診断」を批判する意見を見聞きしています。
 いろいろな考え方があるかもしれません。専門家としてボランティアに行くのか、共同体のい一員として支援に行くのか、立場でも変わってくるのかもしれません。
次回学習会は11/9です。お待ちしてますね。


恩師の話から

2004-11-06 12:26:31 | 総合
大学時代の発達臨床心理学の指導教官の話を思い出しました。
「外からくっつけたものはすぐ取れてしまうけど、枝が伸びるようにして生えてきたものは強い」
そんな内容の話をしたと記憶しています。
いろいろな知識を体験することなしに頭に記憶するようなことよりも、自分の中から沸いてきた疑問を解決すべく得る知識は、確かなものになる・・・そんなことの意味で言ったように解釈しています。
いろんなことに応用して考えるのですが。
生えてくるものでも、最近は、不自然な化学物質や、外界から何かを与えることによる、成長促進効果による野菜などが多いですが、これらは、腐りやすかったり、栄養的に不十分なものだったりします。
あとからくっつけたものだけではなく、不自然なものによる成長促進効果にも、弊害があると思っています。
一番、芯から強く、長持ちし、底力のあるものは、じっくり時間をかけて、自分の力で少しづつ変容していくものなのではないかと思っています。
知識を確かなものへ、ということだけではなく、色々な分野でも応用できる考え方のように思っています。
例えば、医学(身体だけではなく、精神も)、教育、スポーツトレーニング様々なものに。


マフェトン理論とLSDトレーニング

2004-11-04 08:28:43 | トレーニング
10年くらい前から、ジョギングや自転車を楽しむようになり、そのうち水泳も始めて、いろいろ競技にも参加するようになりました。
最初は、ただ40分以上走り続けることによる身体の開放感を味わうことが楽しかっただけでしたが、だんだん、マラソン大会やデュアスロンやトライアスロンの大会にも出るようになると、タイムを気にしてのトレーニングをするようになりました(といっても素人の範囲です)。
2週おきに大会があるなど、メインの大会に的を絞ったトレーニング計画はほとんどなく、ただ、経験年数に恥じないタイムをキープしよう、というものでした。
初めてサロマ100㎞マラソンに出場した時は、風邪をひいていたこともありましたが、55㎞地点で時間切れになり関門突破できずにリタイア。
その後、マフェトン理論とLSD(ロング&スロー&ディスタンス)トレーニングに惹かれ、心拍数を上げないで、歩いている人に抜かされるくらいのゆっくりなスピードで走るトレーニングをするようになりました。
毛細血管が豊富な赤筋(遅筋)を鍛えることによって、故障しにくく、長く走り続けることのできるスタミナのある身体づくりというところに惹かれたのです。
サロマの大会2年目は、仕事の都合もありトレーニング時間がとれず月間走行距離は100㎞程度しかなく、しかしLSDトレーニングを始めて数ヶ月してからの参加となりました。
明らかに練習不足と思いましたが、なんと、12時間43分くらいでしたが、完走してしまったのです。
練習を積んだと思っていた年よりも(風邪という要因はありましたが)、練習不足の年の方が走れてしまったという事実に驚きました。
ゆっくり長く走ることの効果に驚きました。


その後、子宮筋腫悪化で過多出血がひどくなったための貧血になったので、長距離トレーニングを4年前に辞め、その後筋腫が治癒して2年たちました。
その間、山登りとスキーしかしていなかったのですが、また長距離トレーニングをしようと思い、最近フィットネスクラブに入会しました。
なぜ、子宮筋腫になったのか・・・、LSD以前の負荷の強いトレーニング方法が原因だったのか、仕事のストレスが原因だったのか、食生活が原因だったのか。
単独の原因ではないのかもしれません。

LSDトレーニングは、身体の状態を感じる、という面では、本当の健康に結びつくようなものではないか、とは思いました。
いろいろなトレーニング方法があり、同様の効果を求めることであっても、相反する方法は多々あります。
最近、気になっていることは、ウェイトトレーニングです。
マフェトン理論では、エアロビックトレーニング(有酸素運動)によって充分にエアロビックシステムが身体に構築される前にアネロビックトレーニング(無酸素運動)をすると、エアロビック筋の働きが低下し、脂肪燃焼率が下がり、血糖の消費比率が上がると言われているのです。
ウェイトトレーニングは、トレーニング初期にはしないほうが良いのかどうか、ということが気になっているのです。

東洋医学的に考えると、負荷をかけないものから順に、代謝レベルからじっくり身体づくりをしていくという、無理のないマフェトン理論は、理にかなっているように思うのです。療養的な面でも応用できる、内科的なモノにも通じると思っています。
しかし、ウェイトトレーニングの場合はどうなのか。負荷の大きさと回数で効果がいろいろ違いますが、負荷をかけるということは、まず健康な身体であることが前提で効果を期待するもので、不健康なまま負荷をかけると、副作用的なものもあるのではないか、と思ってはいるのですが・・・。
健康な場合、負荷をかけることによって一時的なエアロビックシステムの低下はあっても、その後再度エアロビックトレーニングを重視することによって、挽回し、さらにウェイトトレーニング特有の効果も上乗せされることになるのか・・・。
もし、この辺りに意見などある方がいれば、と思っています。


三角山の紅葉

2004-11-01 16:49:32 | 山登り  
日曜の朝5時半に三角山の登山口駐車場集合で、友人と二人で三角山に登ってきました。
遅刻して、45分くらいから登り始めましたが、5時半にはまだ暗かったので、ちょうど良かったようでした。
山に行くとまず、出会う人と、気持ちよく挨拶できるのが嬉しいのです。
山の中に一歩足を踏み入れると、土の香り、木々の香り。元気が出てきます。
木々は紅葉。思わず緑、黄色、赤と、グラデーション。ウワ~、と二人で歓声。
途中で、台風による被害の惨状をいくつも見ました。
根こそぎ倒れた木、ポッキリ幹が折れた木、斜面に何本か絡まるように倒れている木。
痛ましい姿がたくさんありました。
でも、山全体は静かで、優しい感じがしました。
いつかは枯れてしまう運命は、避けられない事実。たまたま、風の通りの良いところに生えていたから。たまたま地盤の弱いところに生えていたから。
植物は、生まれる場所を選べない。生活環境も選べない。すべて運命。
努力して生きるとか、意識的な生き方ではなく、たぶん、生きるのが当たり前。生きようとするのが当たり前。
土は、栄養のもと。もともとは、枯れた木や葉っぱや虫の死骸。水や空気、そして微生物の働きによって栄養のもととなる土へと還ります。
山全体が生命体。それが当たり前のように静かにそこにある山。
ただそこにあるだけ、でも生命感を感じさせてくれます。
よけいなことは言わないけど、どっしりと構えている山。山に登っては、何度も元気をもらって帰ってきました。
私には、山は、「ブライアンの真空」のような境地に容易になれる場所のように思っています。
リンク先のCouleurさんのページで、イエローグリーンは幸せの色とありました。
緑、黄色、赤のグラデーションの中で、イエローグリーンの葉っぱは、輝いて見えました。
その他の色があるからこそ輝いて見えるのですが。
いろんな役割をもった生命が共同して生きている山の一員に迎えてもらったようで、降ってきた雨の中、幸せな気分で下山しました。