あと二週間でクリスマス。カリフォルニア州では8日から何度も何度も州政府からCovid-19警報が携帯やアイウオッチに入り、賑やかであった。「あなたの」地域でCovid-19が急速に広まり、自宅待機し、不要不急の外出はくれぐれも避けるように、という警報である。ニューサム知事が張り切って指示しているのだが、最高数だのの汚名をはらしたく、15人以上で一つ所に集まれば、罰金化と法制づけている。レストランは配達、お持ち帰りのみ、理髪・美容院は閉鎖、グローサリーストアも人数規制などと3月に逆戻りしている。
そんな鬱々とした状況にも負けず、地味にクリスマスの支度を整える。思えばあと二週間ほどでクリスマスではないか。ここはグーグル*に命じてクリスマスソングを流してもらい、この日曜の夜起こるふたご座流星群や12月21日にある土星と木星の「合」を楽しみにして、隣人宅へお分けするクリスマススイーツのいくつかを作ろうと思う。
*グーグルのデイヴァイス=話しかけに応じる。
ご覧のように、クックブックはたくさんあるが、私が頻繁に使用してきたのは、以下のもの。
定番中の定番。
クリスマススイーツのレセピ本。大学時代キャンパス書店で見つけて以来の友である。色々紙がはみ出しているのは、皆結婚後雑誌から見つけたレセピや家族や友人からもらったレセピである。年季がだいぶ入った(42年)大事なものである。この著者は、今年4月に食道癌で他界された。こんなところでも世代交代をひしひしと感じる。
先日クリスマスのスイーツ定番どちらかというと一昔前的な物を紹介したが、今日は二つご紹介。
一つは、カシュウナッツ(あるいはピーナッツ)ブリトル。もう一つはペパーミンツ。どちらも簡単にできる。ただし、ブリトルはストーブトップではなく、マイクロウエーブオーブンを使用するので、調理温度計もいらないが、キャラメル化した物は、高熱なので十分気をつける必要はある。カシュウナッツがなければ、ピーナッツでもマカデミアナッツでも良い。
カシュウナッツ・ブリトル
材料
- バター小さじ2、分割しておく。
- 砂糖 1カップ
- 1/2カップ ライトコーンシロップ
- 1〜1-1 / 2カップ 塩味のカシューナッツ
- ベーキングソーダ 小さじ1
- バニラエッセンス 小さじ1
作り方
- ベーキングシートに小さじ1バターを塗る。
- 電子レンジ対応のボウルに、砂糖とコーンシロップを混ぜて、カバーをかけずに、電子レンジ(High)で3分間加熱。 砂糖を溶かすためにかき混ぜる。 電子レンジで2分加熱。 カシューナッツと残りのバターを入れてかき混ぜる。 さらに電子レンジで40秒間。 かき混ぜる; 混合物が明るい琥珀色に変わるまで、約1〜2分、20秒間隔で電子レンジで加熱を繰り返す。 (混合物は非常に熱くなる。)重曹とバニラを軽く泡立つまですばやくかき混ぜる。
- 準備したクッキーシートにすぐに注ぎ、金属のヘラで広げる。 しばし冷やす。 固まるまで15〜20分冷蔵。
- ブリトルを細かく砕く。 密閉容器にワックスペーパーの層間に砕いたブリトルを入れて保管する。
ペパーミンツ
このペパーミンツは調理しないが、電気ミキサーで、または柔軟な金属ヘラで滑らかで光沢があるまで練る。青い食用色素をほんの少し垂らすと、白さが際立ち、あるいは他のパステルカラーに着色してもよい。 約100粒できる。
材料
- 1パウンド(453グラム)粉砂糖(パウダード・シュガー)
- 1卵白* (ウイルトン社の卵白代用品のメランゲパウダー可)
- 大匙4 冷水
- 5滴 ペパーミントエクストラクト
- 1/2カップ 追加分の粉砂糖
作り方
- 粉砂糖を茶漉しなどで濾しながら電気ミキサーのボウルに入れる。
- 別のボールに卵白を入れ、かなり固くなるまで泡立てる。
- 卵白、大さじ3杯の冷水、ペパーミントエクストラクトを粉砂糖に加え、よく混ぜる。
混ぜた物が電気ミキサーには重すぎる場合は、大理石のスラブの上に置き、硬くて光沢があるまで金属ヘラで何度もひっくり返す。 - 粉砂糖を追加し、混合物が乾いていても、パサパサではなくなるまでもろくならなくなるように、滑らかになるまでこねる。
乾きすぎた場合は、水をもう一滴加え、べたつかなくなるまでこね続ける。 - 2枚のワックスペーパーの間にペパーミントの「生地」を約1cmの厚さに広げて、約2.5cmの円をいくつか切っていく。 (このためにはペイストリーチューブ(先端)が便利。
- ワックスペーパーの上にミンツを重ねないように置いていく。
- 別のパラフィン紙で軽く覆い、12時間乾燥させる。
- 密閉容器に入れて1週間以内に食べること。
julieblanner.com
おまけ:この3歳の孫娘は、クリスマスクッキー準備に忙しい。「マント」を付けて支度するのが、コツらしい。