キリスト中心、という名のネイティヴティ・セット
ヒーローにハイライトをあてたい時、あなたが思い浮かべるのは、どなただろうか。私が意味するのは、日常の英雄である。十万馬力のアトムでも、地球侵略を狙う「宇宙の帝王」ゴアとの戦いのために、地球創造主のアースが作ったロボット、マグマ大使でもないし、正義の味方エイトマンでもない。こう書くと、私は昭和の人間だとつくづく思う。とにかく、今日書きたいヒーローは二人いるのである。
最初の、フォックス・ニュースの記事はすでに一年近く前のものだが、私の「良いニュースファイル」に今でも入っているものである。合衆国アイオワ州の消防士たちのニュースである。
アイオワ州の消防士たちは最近(ほぼ一年前の記事である)、臨月で産気づいた女性を助けるために、出動したのだが、実際には出産介助以上の支援をした。
その女性のために出動した消防士は、女性のシーダーラピッズの自宅の居間で「赤ちゃんの出産を手伝った」とFacebookに書いた。
新しい母親の叔母であるラリッサ・ラフィンによると、消防士は、分娩後、ママと新生児が暖かい毛布を持っていることを確認してから、厳寒の中病院への搬送を手伝った。
家の中では別の消防署から3人の消防士が家族を助けていた間、その後に駆けつけた別の署からの消防士は、屋外で素晴らしいことを展開させていた。
自分の車で現場に対応していた2人の消防士は、その家のドライブウエイをすべて自分たちでシャベルを持って雪かきをし、その家族の人たちが、スムーズに駐車できるよう取り計らったのだった。
ラリッサ・ラフィンはこの消防士たちと出産を介助した消防士たちに感謝の意を表し、目には涙を浮かべ、消防士たちの助けについてオンラインに書き込んだ。
2番目の記事は、つい最近、11月13日付のJersey Journal(ジャージージャーナル紙)からである。
11月10日火曜日の午後、29歳のアンソニー・カプアーノは、叫び声を聞いたとき、公園でのトレーニングを終えたところだった。
およそ20人の傍観者のグループがニューアーク湾の岸に集まり、海中に飛び込んだ一台の車が沈むのを見ていたと彼は言った。
たまたまライフガード兼水泳コーチを務めていたカプアーノは、飛び込むのをためらうことは全くなかったが、彼はまず最初に左足の義足を外さなければならなかった。
11年前、カプアーノは電車事故に巻き込まれ、救急隊は彼の命を救ったが、片足が犠牲になった。
下のビデオでは、見物人が岸から叫びながら、カプアーノが湾から岸の車両に向かって激しく泳ぐのを見る。
「車の運転をしていた人は 『泳げない、泳げない』と言っていたが、私は彼に、 『大丈夫、自分はライフガードです』と言ったんです」とカプアーノはWABC局に語った。
カプアーノは事故の犠牲者を安全に岸辺に引き寄せるのを助けたのだった。
「最後の1秒で彼を連れ出したので、それはクレイジーでしたね」とカプアーノは言った。 「車が水域に入り、すべての空気が放出されて沈む瞬間でした。つまり、間一髪で彼を車から引き出したのでした。」
警察の調査の結果、携帯電話使用中に、駐車しようとして、運転者は、車両の制御を失い、誤って同時にブレーキペダルとアクセルペダルの両方に足を踏み入れたようだと言った。そのため、彼は加速して湾に飛び込んでしまったのだった。
このヒーローの活躍は、下のヴィデオでご覧いただけるが、見物人の声が大きいので、音量をお下げになられることを提案する。
こうした日常のヒーローは、思いがけないときに思いがけなく人を助けてくれる。こうした人々について知ることは希望を与えてくれる。あなたの周りにもきっといらっしゃるはずである。あるいはあなたご自身かもしれない。