ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

霊も探している? その3

2017-09-14 | 系図のこと

 https://i.pinimg.com/736x//ae/04/6cae04b6213da562412b29e8b24f77c7--halloween--art-images.jpg

彼のフルネームを入れると、すぐに様々なドキュメンツが検索されて、その中にソーシャルセキュリティ死亡書(Social Security Death Index)があった。はやる気持ちを抑えて、クリックすると、当人であった。亡くなったのは、4月12日とある。その日は調べると金曜日である。私が彼を見たと”勘違い”したのは、亡くなった日の翌週の木曜日。アラームが鳴ったのは、5月の木曜日である。

亡くなった姉の元夫に最後に会ったのは、何時だっただろうか? 私はまだ中学生かその前くらいだったから、太古の昔。夫に先月見たと思った人は、この人で、なんと先月亡くなっているのよ、と言うと、夫は「ね?やっぱり、でしょ?メッセージは只一つ。忘れられたくない、でしょ。やっぱり、連れてきてたんだね。探してあげたら?」と言った。

彼や彼の先祖を調査してもいいが、でも一体そのリポートを誰に託せばいいのだろう? 姉との間の娘は3年前に不慮の事故死をしている。だが、とにかく調査を始めた。そうすると、なんとかなり早い時期、アメリカのコロニアル時代には、すでにケンタッキーの地に入植していた古い家族の出であるとわかった。その家系を私はオンラインのファミリーツリーにアップロードした。彼の他の結婚によって得た二人の娘達がいつかそれに気づくかもしれないと期待して

彼と亡姉のひとり娘、私の姪は、結婚していたが、子供はいなかったので、この姉のラインはその姪の死をもって終了している。親子三人早くに逝去してしまった。後日談だが、彼の他の二人の娘のひとりは、父親のお葬式を準備している最中、突然倒れて、そのまま亡くなってしまったと聞いた。なんということだろう。彼の末裔はたったひとりで、先細りの日本のようでさえある。

忘れられたくない、と言う思いは、逝去してから強くなるのかもしれない。マータの系図で書いたように。肉体を失っているから、この世とあの世界の間にある幕が非常に薄くなった時、言伝をしてくるのだろう。そして常にその幕の傍で、調査する者を探しているのかもしれない。

Forget-Me-Nots (忘れな草)

http://www.arundel.org.uk/files/large/d92ce1e97bc991f4a0d731342bdf90ac.jpg 

コメント (2)
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