膀胱がん  勇気とともに

56歳で、膀胱を埋め尽くす10cmものガンが見つかった夫との日々

夫の健康な日々

2011-03-19 19:23:02 | 発病と告知
夫は、父親に似て、ほとんど病気らしい病気を
したことがなかった。
時に、鼻かぜをひいているくらいで
寝込んだのは見たことがない。

毎日、毎日、朝早くから夜遅くまで
働いていた。
フルに仕事をしながらも「自分の時間がほしい」と言って
パワフルに動いていた。


休日には、マメに山に出かけた。
朝5時ころから家を出て、片道2~3時間も車で走って
山に登り、いつもふもとに下山すると
「無事下りました。」
と簡単なメールを送ってきた。

休みの日は、ほとんど山に行っていると言っても
過言ではなかった。
それが高じて、ここ5年ほどは、夏休みには
スイスに出かけ、ヨーロッパアルプスの
「ブライトホルン」や「アラリンホルン」
はたまた「メンヒ」や「ユングフラウ」にまで登ってしまった。
もちろん山岳ガイドをつけて。


そんな健康優良児のような夫に、病が忍び寄っていたのだ。







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