言葉のあや
「アイタ」とは、頭が柱かなにかに当たったときとか、打ったり、けつまづいて痛いと感じたときに出る言葉である。
なかなかに開きにくいものが、やっと開いたときにも、「アイタ」と喜ぶ。
満室で空いた所がなかったが、人が降りて席が空いたときにも「あそこがアイタ」と言う。
「アイタ」も、痛みで出る言葉、開いて出る言葉、空間が出来て言う言葉と三通りある。
「アイタイなあ」は、恋人に逢いたい。逢うたらドキドキ。しばらく遠のいている親しい人に逢いたい。そんなときに念願する気持ちから出る言葉である。
「ああイタイ」は、痛みがゆっくりと伝わってくる神経の痛さを痛切に感じたときに出る言葉。
ところで私は、痛くもないのに「アイタ」とついつい言う癖がある。それは、物をこぼしたり、落としたり、なにか些細な失敗をしたときに出る小声である。家内が「痛うもないのに「アイタ」はおかしい」と言う。
私の説明は、物事をつい失敗した時に、「シャンシモタ」とか「バッサリイタ」と思ったときについつい出る言葉で、これは職場でいつともなしに癖づいた言葉で、ひとりでについ出る。
さて、「シャンシモタねや」とか「バッサリイタのう」と言っても、他県の人にはさっぱり通じない方言であろうと思う。
三郎さんの昔話・・・作者紹介
三郎さんの昔話
「アイタ」とは、頭が柱かなにかに当たったときとか、打ったり、けつまづいて痛いと感じたときに出る言葉である。
なかなかに開きにくいものが、やっと開いたときにも、「アイタ」と喜ぶ。
満室で空いた所がなかったが、人が降りて席が空いたときにも「あそこがアイタ」と言う。
「アイタ」も、痛みで出る言葉、開いて出る言葉、空間が出来て言う言葉と三通りある。
「アイタイなあ」は、恋人に逢いたい。逢うたらドキドキ。しばらく遠のいている親しい人に逢いたい。そんなときに念願する気持ちから出る言葉である。
「ああイタイ」は、痛みがゆっくりと伝わってくる神経の痛さを痛切に感じたときに出る言葉。
ところで私は、痛くもないのに「アイタ」とついつい言う癖がある。それは、物をこぼしたり、落としたり、なにか些細な失敗をしたときに出る小声である。家内が「痛うもないのに「アイタ」はおかしい」と言う。
私の説明は、物事をつい失敗した時に、「シャンシモタ」とか「バッサリイタ」と思ったときについつい出る言葉で、これは職場でいつともなしに癖づいた言葉で、ひとりでについ出る。
さて、「シャンシモタねや」とか「バッサリイタのう」と言っても、他県の人にはさっぱり通じない方言であろうと思う。
三郎さんの昔話・・・作者紹介
三郎さんの昔話