海堂尊 著
財政難にあえぐ極北市の市民病院に赴任した非常勤医・今中は、院内での対立、不衛生な病床、診療費未払いといった問題山積の現場に愕然とする。
そんななかやってきた謎の女医・姫宮と、浮上する医療事故疑惑―日本が直面する地方医療問題に迫る意欲作。
本筋のチームバチスタシリーズからはかなり外れたスピンオフ作品。
舞台も北海道の僻地、夕張とかがイメージなのかな?
問題だらけの市民病院が姫宮の登場で徐々に業務改善が進み、良い方向へ動き出したかと思えば今度は病院唯一の良心、産婦人科医部長が医療ミスを突きつけられるという事態に!
産婦人科医が抱える問題は時々ニュースにもなったりしますよね。
数年前、出産時に問題発生し母子共に死亡するという事例があり、遺族が医師に墓の前で土下座させられるようなニュースもありました。
裁判の結果、医療ミスは認められず医師側の全面勝利だったと記憶してますが・・・・。
あんなニュース見せられちゃったら産婦人科医を目指そうなんて思う人も居なくなっちゃいますよね。
お産は危険を伴う物なんだと言うことを、しっかり理解しておくこと忘れてはいけないんじゃないでしょうか。
ところで随分と中途半端に終わっちゃったけど、やっぱ続き読まなきゃいけない感じなんでしょうか?
今度は「極北ラプソディー」読まなきゃなのか・・・・。
このシリーズ、一度手を付けると泥沼から抜け出せなくなっちゃうんだね。。。。