今、ここに在る。

まだまだ終わらない子育てのあれこれ、母として思う徒然を綴っています。

久しぶりに

2014-03-09 07:08:44 | 今のこと
洋服を見てまわる。

正確に言うと、卒業式用の洋服を見まわる。
もう何年もそんなことがなく、目がまわった。
頭もまわった。

かつては、毎日、うん十万のスーツの着用が当然の
職場にいて、ヒールをカツカツいわせていた。

卒業式、入学式のシーズンに、スーツを着慣れない
主婦の方が、似合わない口紅をつけて
膝をまげて歩く姿を「気の毒だななぁ・・」と
何とも上から目線で眺めていた。
「一万円スーツだろうな~」とか、余計なことを
思っていた。

今や、それはピッタリ私のこと。
スーツを着用する機会など滅多になく、
当時のスーツは、当然のことながら
「断捨離」ブームの折、全てを捨てた。

もうサイズさえわからない。
ブランドも知らないものだらけ。
雑誌さえ、見ない。
ファッション・・という言葉から
遠ざかりすぎている。

ここ何十年もネットで
MUJI かユニクロか・・といったことで。
毎年、リセットする勢いで捨てている・・。

「安物買いの銭失い・・」
まさにそう。

なので、改めて「スーツ」を買うとなると
まぁ、まぁ、容易ではない・・。

まずは、と、とにかくとにかく見る。

ネットで一万円スーツにしようかな、とも思う。

嫌な性分だが、「ハレ」の場で
安物、というより、妥協したものを着ていると
とにかく、それが気になって、堂々とできない。
「帰りたい・・」
それ一心になってしまう。

二人分の卒業式。
いいよね。ちょっとだけ値がはっても・・。

どうも、弟の関わりの中では、

「貧乏くささ」
「だらしなさ」
「年配感」

が、とにかく出ないように最大限気をつける。
隠せないですけど・・・。

「あ~、なるほど、やっぱり。
お母さんも変わっているものね~」と

言われかねないから。

大抵、そう言われることが多い。
また私自身も、そうだからだな。と
自分のことを思っている。

せめて、せめて。
あがきたい・・。

ちょっとアバンギャルドに品良く(?)
自分自身で納得するものを着たい。

こんな気持ちも久しぶり。
ちょっと前向きになった。
ということで、良し!としよう。

しかし、優柔不断すぎ・・。
結局、さんざん「見ただけ」っでグッタリ。

とぼとぼと帰宅する。

でも、絶対買う。
また妥協しない。