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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

青森のお店 Osora ni Niji wo Kake Mashita

2014-04-05 18:57:16 | スタッフ日記

2014年4月、青森にワンストップコミュニティカフェをつくります。で書いた青森での活動拠点の改装工事中です。

うすぐらーい感じだった店内は、偉大なる大工仕事によって徐々に、ものすごく素敵そうな場所になってきています!

 

解体が始まった数日前まではこんな感じでした・・・

大工さんってすごいなぁーーー。

一階の店舗ではCAFE&BARを、そして二階では、お茶会が出来たり、相談が出来たり出来るようにしようと思ってます。

二階はこんな感じになってます。

ソファーとかおいて、心地よい場所にする予定です。

 

オープンは4月26日。

ぜひ遊びにきてくださいね♪

(住所:青森市安方1−3−24 駅前銀座)

 

青森に来てから2週間が経ちました。

いろいろと慣れないこともあるけども、青森の人たちに助けてもらいながら、そして全国にいる仲間たちに励まされながら、日々改装やら片付けをしています。保健所で営業許可のとったりとか。

飲食で働いていたことは結構あるんですけれども、自分で店をやることになるとはなぁ~~。

私は、どうやら10代の頃から「カフェとかしながらお店で相談とかも聞けたりする場所をやりたい」と言っていたそうで(覚えてない。笑)夢、実現、なのか。ていうか、まじめだな、昔から、と思ったりしました。爆

 

青森は今日雪が降ってました。

まだまだ寒い日が続くけれども、ここにサバイバーや、セクマイの仲間たちが集ってくれる日を夢みながら、

明日からも頑張ろうと思います♪

 

地方にいるんだなー、ということを実感することは既に結構あって、

「あぁ、遠いところの話だな」と、今、すでにいろんな情報について思うことがあって、

その部分についてはゆっくり考えてみようと思ってます。多分、それでもいろんな情報を見て励まされたり、仲間がいるって思えたりする部分と、「自分は手を出せない」って思う部分。

今までだったらすぐそこに行けたのに、遠くなってしまう部分。距離も、気持ちも。

だから何ということじゃないけれども、

うん、一番大事なんだなって思うのはなんにしても、仲間がいるということだな、と。

普通に話せたり、一緒に呑めたり、一緒に何かが出来たり。

「別」じゃないんだ、「おんなじように、頑張ってんだ」「一緒にやってるんだ」って、思える距離感を探りたいなと。

 

「性」というものを介して、

様々な出会いやきっかけをもらった。

性に傷つけられることもあれば、性を通してエンパワーされたことも沢山ある。

全ての人のセクシュアル・ヘルスを守るということ。

 

私たちがここでやりたいことは、

沢山あるなぁとあらためて思っています。

 


トークバックしよう!!

2014-03-26 18:07:53 | スタッフ日記

今日はみなさんに是非見ていただきたい映画の紹介です。

 

トークバック 沈黙を破る女たち 公式サイト

http://talkbackoutloud.com

 

まずは公式サイトから映画についての紹介を引用します。

 

私がこの映画の存在を知ったのは昨年の5月くらいだったと思います。

まだその時には映画は完成しておらず、制作費のクラウドファンディングサイトで知りました。

その予告映像を見たとき、わーすげー、と、なんていうか微妙な感想で申し訳ないのですが、思いました。

どういえばちゃんと伝わるだろう・・・

たとえば、HIV+であるということ、たとえば、元受刑者であるということ、

たとえば、サバイバーであるということ、

たとえば、セックスワーカーであるということ。

そして、女であるということ。

私たちはいつだってその人たちと生きていて、私はその人たちと同じで。

だけどその人たちを「支援」という枠で捉えれば、全くもって大変な人たちで、

全く縁のない人たちからしたら、もしかして「全くの別世界」なんだろうな、と。

 

私たちの世界は、いつもそこに「人が生きている」ことを忘れてしまう。

 

戦争が始まれば、国と国の利権や正義に隠された武力行使を「人殺し」と呼ぶことも忘れ、

目の前にHIV+の人がいれば恐怖を抱き、差別の対象とし、

セックスワーカーをわがままで“悲惨な女”と見なし、

サバイバーに“あんな生活をしてたから”と尾びれ背びれをつけた眼差しを向け、

人を傷つけたり、排除したり、空気のようにいないことにすることを、

ずっとやってきた。

 

その中で、当事者はずっと“声を出す”ことを強いられる。

だって、言わないと、気付いてもらえないから。

 

“わたしたちはここに生きてる”って。

“私たちはいつだって、あなたたちと一緒に生きてきた”って。

 

多くの差別や偏見。

生きてるうちに、間違った選択をしてしまうことだってある。

それに、人が見たら“間違った選択”だとしても、

自分にとってはかけがえの無い、自分自身であることも、沢山ある。

 

トークバックという映画では8人の女性たちがそれぞれの生き様を語る。

舞台の上で。

練習中に。

インタビューの中で。

 

社会に張られたそれぞれの“スティグマ”に向き合いながら、

時に泣きながら、時に笑いながら、みんなが一生懸命、“今”を生きている。

 

隠す必要なんかない。

これが自分なんだから。

 

それぞれが抱える問題は、一言で言えるものではないけれども、

この映画がくれるのは、

やっぱり、私たちは一緒に生きてるんだなっていう安心感だった。

 

それぞれが違う道を歩いて、

それぞれがそれぞれの経験をして、

でも、どこかでその道が交差して。

 

うまく言えないけれども、自分は一人だって、自分なんかって、そう思って孤独になってるあなたに、

ぜひ見てもらいたいなと思います。

きっとこの映画の中に、あなたの見方をしてくれる人が、いると思う。

 

あぁ、あんまりうまく書けなかった・・・。

 

映画を見れば、きっと分かる!ぜひ、見てねーー!!!

 

 

上映情報はこちらです。

 

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<ご支援よろしくお願いいたします>
青森拠点での初年度活動資金のうち、
全面無料企画(電話相談/講座/お茶会等)についての寄付を募っています。
まずはいろんな人に知ってもらいたい。
なので、2014年、みなさんでRC-NETを突っ走らせてください!!

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共に生きている、あなたはどこにいますか。

2014-02-11 23:22:50 | スタッフ日記

久しぶりに、お知らせではないブログを書いてみようと思います。

大阪から東京に拠点をうつしてから、3年くらいが立ちます。そして来年度からは青森。人生って何があるか分からないものだなぁって、日々感じてます。

いろんなシーンで、今のこと、そして過去のことしか考えられなくて辛いとき、その時はその時の感情でいっぱいいっぱいになってしまうけれどもやっぱり思います。

人生何が起こるかわからない。

まぁ、よくも悪くも、ですね。

 

最近、いつも思うことがあります。

それは、性暴力についてもそう、例えばセクマイや、HIV/AIDS+の人のことや、セックスワーカーについても。

 

私たちの名前は、「人権問題」ではありません。

私たちの名前は、「被害者」ではありません。

私たちの名前は、「相談者」ではありません。

私たちは、誰かのアクセサリーではありません。

私たちには、全て名前があります。

私たちは、それぞれの人生を生きてきました。

私たちは、いつだって1人で。

そして私たちは、いつだって誰かと共に。

 

あなたがその存在を考える時、

どうかあなたの隣にいる人を思い浮かべてください。

あなたがもし、私たちのことを思うことがあるならば、

どうかあなたの隣にいる人のことも思ってください。

 

会った事もない、話したこともない「可哀想な人」だけのために泣かないでください。

もしも泣くのなら、

あなたの隣にいる人のことも思い、泣いてください。

 

あなたの家に。

あなたの職場に。

あなたの通勤途中にいる人に。

あなたがいつも行くスーパーマーケットの店員に。

 

どうか、あなたと共に生きている社会の中で、

優しい場所を作ってください。

 

分からないのに分かったふりをしないでください。

分からないことは聞いてください。

分からないことを恥ずかしいと思わないでください。

分からないことを、当たり前だろうと怒らないでください。

 

様々なことがらが、

それぞれの思い込みから生まれます。

その中で沢山の人が傷ついています。

そして多くの人が、自分が傷ついたということも気付かず、そして、自分が傷つけたことにも気付かない。

気付かない、ふりをする。

 

あなたのことなんです。

 

私は大丈夫。

そんなこと思わないでください。

全てが全く大丈夫だなんて人はいません。

 

多くのサバイバーが、

今日も普通に日々の暮らしを営んでいます。

多くの陽性者が、

今日も普通に日々の暮らしを営んでいます。

多くのセクシュアル・マイノリティが、

今日も普通に日々の暮らしを営んでいます。

多くのセックスワーカーが、

今日も普通に日々の暮らしを営んでいます。

 

どうかその日々の暮らしを、

土足で踏みにじるようなことをしないでください。

 

心配してくれているのかもしれない。

でも、だったら、だからこそ、

困った時に困ったと言わせてください。

 

「助けて」と言わせてくれないのは、

いつだって私たちを「特別な存在」にしてしまう人たちなんです。

 

私たちは、

ちょっとした種火で爆発を起こすとうな危険物ではないし、

私たちは、

誰かに寄りかかり続けなければ生きていけないような存在ではありません。

 

どうか、

想像してください。

想像したら、きっと知りたくなるはずなんです。

 

今日もどこかで無くなっていく命に、

あなたが出来たはずだったことは何なのか。

 

私たちは、もう既に一緒に生きています。

 

私たちを殺すのは、

無知であり、

偏見であり、

思い込みという名の、

様々な狂気なんだと思うのです。

それはいつだって、

あなたのことであり、

私自身のことです。

 

 

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昨年のSF報告のパネル

2013-10-21 13:02:40 | スタッフ日記
主婦会館プラザエフでの展示が昨日で終了しました。
ご来館いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
今回はアンケートなどを設置しなかったので、ご覧になられた方、もしよろしかったら、
メールで感想などいただけると大変ありがたいです。

メール rc-net@goo.jp

会場では、ポスター展の他、レインボーカフェ展やサンフランシスコでの団体訪問のちょっとしたパネル展示もしていました。
今回は、団体訪問のパネルをブログ掲載してみます。

・BayArea Women Against Rape
・National Center for Lesbian Rights
・Asian Women's Shelter
・Lyric LGBTQQ youth organization
・SF LGBT community center

※クリックすると大きい画像が見れます










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JUST GIVINGさんの寄付サイトで、下記ポスター展と講座を地方開催するための寄付を募っています。
ぜひご協力お願いします!

ポスター展&「LGBT×性暴力」講座を地方各所(まず青森)で開催したい!


(↑ JUST GIVING 寄付サイトにジャンプします ↑)

おすすめ本まとめ

2013-10-01 06:39:13 | スタッフ日記
おすすめ本紹介、やってはみたもののきりがないのでこの辺で終了しまーす。
ベーシックなところを一部だけ、という感じなので、関連づけていろいろ読んでみられたらいいかなと思います。

今回は誰か個人の被害体験について、というのは敢えてアップしませんでした。
学生さんとか、これから援助職を目指す人、まず「知りたい」と思うときは、特定の人の被害についてを、というよりは全体を俯瞰する、ということをまずはしてもらいたいなーと思ったからです。

特に、子どもの被害に関して少し多めにいれましたが、それは子どもが現す症状や、それについての対応というところをしっかりと身につけておくことで、大人への対応は自ずと見えてくるというところがあるなぁと私が思ってるからです。
ベーシックのところで子どもの被害についてを理解していないと、なかなか大人のことについて学べないと思います。

また、性に関して、というところでは、ぜひ「被害」に捕われず学んでほしいと思います。被害に拘りすぎてそもそもの「性」について、性の多様性や性の健康/権利の話、または「セックス」の話に弱いということは、性暴力被害者支援をする人のキ弱性の一つだと私は思っています。
ここではほとんどアップしませんでしたが、ぜひいろいろ学んでください。

RTSについて、とよく言われるのだけど、そこについては日本語訳の本があまりなくて(あっても、あんまり私的に納得いかない解説があって)、英語の読めない私には到底「おすすめ」出来ないので、ぜひご自身で探してみてください。
その名もずばりRape Trauma Syndromeとかっていう本もあります。
http://www.amazon.co.jp/Rape-Trauma-Syndrome-Lambert-Surhone/dp/613486126X%3FSubscriptionId%3DAKIAIRNYLEHVWKXBWIKA%26tag%3Drcsnk-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D613486126X
読んだらぜひ教えてください(笑)。
いつか、RTSについてまとめられたらいいなぁ。

と、分かったような分からないようなことを書きましたが、これはこれまで本について質問してくれてた人への返答、ということで、失礼しました。
ではでは、お付き合いありがとうございました。

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「性被害について読むべき本はなんですか」という声にお答えして。おすすめ本紹介 vol,1
http://blog.goo.ne.jp/rc-net/e/1ab8a077d84c073eadd892edb04e95ea

性被害について読むべき本はなんですか」という声にお答えして。おすすめ本紹介 vol,2
http://blog.goo.ne.jp/rc-net/e/b4a81c8573ded81cc9ae1c466d37416b

「性被害について読むべき本はなんですか」という声にお答えして。おすすめ本紹介 vol,3(性問題行動編)
http://blog.goo.ne.jp/rc-net/e/3df4c57caa865633c48b3dc4acc33936

「性被害について読むべき本はなんですか」おすすめ本紹介 vol,4(性教育、発達障害編)
http://blog.goo.ne.jp/rc-net/e/9e2838464ed6ef4974ce9a55b08f7e7c

「性被害について読むべき本はなんですか」おすすめ本紹介 vol,5
http://blog.goo.ne.jp/rc-net/e/5236adda45f4e8d0e8ceb5b5a80818b9



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ぜひご協力お願いします!

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