スタジオ1022

欲しいけどないものを色々作るハンドクラフト&日々の日記的ブログ

太田大八とえほんの仲間たち展

2009年07月27日 | おでかけ
日曜日、久しぶりに滋賀県守山にある、佐川美術館に行きました。
子連れで行けるキッズ・ミュージアム、「太田大八とえほんの仲間たち展」
を楽しむために!

滋賀県はこの日、土砂降り⇒ちょっと止む⇒土砂降りをリピートしていました。

佐川美術館は、水庭に浮かぶ展示館まで入り口から小さな太鼓橋を渡って
20mくらい歩かなければなりませんが、激しい雷雨もどこかへ行ってしまい
そうなモネの絵の青空のような傘を貸してくださり、最初から私立美術館の
ゆとりを感じさせてもらいました
水面を横目に美しい回廊を通って展示館入り口に到着するアプローチも、
心が澄み渡るような、いつきても本当に素晴らしい建築の力を感じます。

今回の企画展は、去年伊丹市立美術館に観に行った
こどものとも絵本原画展」が親子共々とても楽しめたので、大きな期待を
持って行きました

          

太田大八さんは、絵本作家、挿絵画家として300冊以上を手がけてこられた
方で、我が家の本棚にもアレ!?これも!これも!というように、
多彩な表現に驚きます。絵本を大切にしている家庭では沢山名前を
見つけられると思います。

この展覧会は物語と原画を合わせて1冊の本として展示されていた先の
伊丹市立美術館の展覧会とは異なり、原画の一部に物語を合わせて、
太田氏と親交が深い作家15名の原画も合わせて展示されていました。

たとえば・・・佐々木マキさんの「ムッシュムニエル」とか、
西巻茅子さんの「わたしのワンピース」とか、山脇百合子さんの絵など・・
でも何より私が一番感動したのは、太田大八さんの「だいちゃんとうみ」の
原画の一部が展示されていたこと!!
私が子供の頃に読み、娘にも読んでやり、もう少ししたら次女にも
読み聞かせたい絵本の一つです。

長崎出身の太田さんの描く、漁村の夏の一日。
夏休み過ごした母の実家、天草の光景と重なりいつも懐かしく切なくなる
絵本です。
原画は想像以上にとても優しく、美しかったです。
懐かしい風景に久しぶりに逢えた気がしてとても幸せな気持ちになりました。
戦うことをやめて、一冊の絵本を、と太田氏の言葉に深く頷くことができました。
本当に絵本って小さな複合藝術ですよね。

今回の展覧会は中学生以下は無料、大人は1人1000円でした。
観終わった後は、全然高いと感じませんでした。
絵本コーナーもガラス張りの両面が水面、ゆったりとした空間で子供たちも
帰りたがらずリラックスしまくりでした。

久しぶりの子供と一緒に行く美術館、今回も良かったです。

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