日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

ある一節

2013-09-08 21:43:13 | ほんをよんであふれたもの
世間で、人間は十で禽獣、二十で発狂、三十で失敗、四十で山師、五十で罪人といっている。


茶の本

****

頭を、がん、と殴られたような気がしたものです。

私が知っているのは、四十にして惑わず……ってやつですから。


子の曰く、
吾れ十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順がう。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず


えらい違いだ。

なぜ本を読むのですか?という問いは、
いつの世にもあります。
どうしても答えなきゃいけない時は、
こう言うしかないな。
「『おとな』が教えてくれないことが、
そこにはたくさん書かれているからだよ」
と。

「ぼくの地球をまもって」 初回

2013-09-08 13:19:31 | ぼくの地球を守って
図書館で借りて駆け足で読みましたが、
まだまだ読み込むにはいたりません。

だからぽつぽつ、
印象に残ったシーンから話を始めます。

『前世』主要キャラは7人。
モクレン、ギョクラン、エンジュ、
シオン、シュウカイドウ、ヒイラギ、シュスラン。

主役ともいえるモクレンが、他6人とはじめて顔を合わせるシーンは、
視点を変えて何度も描かれます。

目に焼付いたのは、
モクレン視点。

なぜかっていうと、ギョクランたちが中腰なんですよ。
シオン視点(だっけ)を読めば、
彼らがソファから腰を上げかけていたんだなとわかります。

でも私には、
6人が洞窟の中でも覗き込んでいるように見えた。
どこかの伝説のように、
洞窟の向こうにある楽園を。
もっとはっきりいえば「異界」を。

ギョクランも、シオンも、シュウカイドウも、
モクレンを「この世のものではない聖なる宝物」と見た。

しかし見られているモクレンの頭の中ときたら、
「まーっ、いい男がいるじゃない♪」
ってなもんで。


人と人との擦れ違いは、ドラマを産む最大の原動力です。

**以下は検索からこのページに飛んだ人は何のことだかわからないでしょうから、
スルーしてください**


GMでも、
タケルの見ているものとマーグの見ているものは、微妙に異なっていた。
同じだ、と片方が思おうとしたとき、苦悩が生まれた。

GMではマーグを殺すことで、何とか事なきを得ました。

さて「ぼくの地球を守って」では?


ところでこのマンガのタイトルが、
「ぼくの……」であって、
「わたしの地球を守って」でないところが、深いですね。