日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

バンパネラの生活費?

2019-07-21 20:03:03 | ほんをよんであふれたもの
「ポーの一族」を読んだ人なら、一度は疑問に思っただろう。
彼らはどこから生活費を得ていたのかと。
決まって「上等な」と形容される衣服、交通費、日本人が羨ましくなるような広々とした住まい。
血を目当てに襲った人々から、金品をかすめ取った描写はない。

「リデル・森の中」にいたっては、リデルは七歳まで人の姿さえ見たことがなかった。
エドガーとアランは、最低限、リデルの食糧だけは手に入れる必要があったはず。
リデルが寝ている間にこっそりと、街まで仕入れに行ったのだろうか?

しつこいようだが、代金はどうしたのだろう。
作品を隅から隅まで読んでも、天から降ってきていたとしか思いようがない。
「グレンスミスの日記」のユーリエじゃないが、実に羨ましい。

「乙嫁語り」三巻と「アルプスの少女ハイジ」

2019-01-06 11:22:30 | ほんをよんであふれたもの
「乙嫁語り 三巻」32ページの羊。何十頭といる。
それでもけっして「暮らしは楽ではない」

対して「ハイジ」では、おじいさんの家の山羊は二頭だけ。
飢えている様子はない。いきなり食い扶持が増えたというのに。
山羊の乳を搾り、チーズにし、
余ったチーズや木彫りを町に降りて売って、パンその他を買う。
それで暮らしはじゅうぶんに成り立っている。

なにがどうしてこんなに違うのだろう?

「ハイジ」を読んだ少女時代はそれで納得していたのだが、
「乙嫁」のせいでわからなくなった。

山羊が羊の10倍も乳を出すとは思えない。
(だとしたら「乙嫁」でも、羊じゃなくて山羊を飼うだろう)
中央アジアよりアルプスの方が多少は草が豊かだろうが、
それだけじゃね。

まさしく、本を読んで疑問があふれた。
だれか答えを知っている人がいたら、教えて。

「テラ・インコグニタ」

2016-08-20 08:45:03 | ほんをよんであふれたもの
「CSI」か「クリミナル・マインド」か。
癖のあるメンバーが最初から集まって一グループとなり、
事件に対処する。
紫堂恭子にしては珍しいパターンです。

「花嫁」のリオンの情けなさぶりに注目し、
さらに拡大したような展開ですね。

いつもながら、
「女みたいな男」を描くのが下手だなあ。
いっそ、男男したネコにすればいいのに。