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平泉~みちのくの浄土~

2009-03-21 23:44:47 | 美術[は]
特別展「平泉~みちのくの浄土~」展@世田谷美術館

 天気がよかったので砧公園に行った。世田谷美術館で、奥州藤原氏が築き上げた平泉の展覧会が開かれている。清衡の建てた中尊寺、基衡の建てた毛越寺、秀衡の建てた無量光院などから仏像や歴史資料200点ほどが展示されている。

 いちばん賑やかなのは「国宝 中尊寺金色堂西北壇壇上諸仏」11体。堂内と同じ配置で並んでいる。真ん中にビッグな阿弥陀如来坐像、その両脇に勢至菩薩と観音菩薩、その前面に増長天と持国天、さらに左右の外側に地蔵菩薩が3体ずつ、多少剥げているが、全員キンキラキンのゴージャスな団体さんである。

 2階に行くともうひとつゴージャスなキンキラキンの「騎師文殊菩薩半跏像と四眷属立像」が待ち構えている。やたらキンキラキンのモノが多く、「国宝 紺紙金銀字一切経」は、藍染めの深いブルーの紙面に金泥と銀泥で1行おきに経文が書いてあり、輝く文字が印象的だった。

 さらに「国宝 宝塔曼荼羅図」は十重の塔(屋根が10層)が金色で描かれているのだが、よく見ると金色の線だと思ったのは全部経文の文字だったりして、まるでアスキーアートである。ひとつの塔が一巻のお経でできている文字塔というものらしい。いろいろとキンキラキンだが、東方見聞録の複製というものも展示してあり、マルコポーロが黄金の国ジパングと伝えたのは平泉のことだったとかなんとか。

特別展「MOTコレクション」@東京都現代美術館

 MOTリニューアル記念にMOTコレクション展が無料で見られるというので行ってみた。大竹伸朗、大岩オスカール、高木正勝、ヤノベケンジ、奈良美智その他いろいろとあった。

 15時10分ころ2階へ行ったら名和晃平氏のアーティスト・トークが続いていた。14時からとあるので、もうすぐ終わるのかなと思って、座って聞いていたら16時になって終わった。何時から始まったんじゃろ(゜_。)?(。_゜) 名和晃平の作品は「PixCell-Deer#17」というガラスビーズで覆われた鹿。泡まみれのような不思議な造形である。

 最後の部屋は田中功起の部屋。いろいろな音の出る映像をループさせて変な空間を作り出しているが、この大きい部屋が無駄に使われていてちょっと笑った。

 ミュージアムショップNADiffが真ん中の部屋の中に移っていた。2階のカフェも新しくなったらしいが開店は4月1日の四月馬鹿日なのでリニューアルと言っても他になにがどうなったのかあんまりよくわからなかった。

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