SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1411 湯木美術館 大名たちの茶道具コレクション 後期

大阪
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湯木美術館
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秋季特別展 大名たちの茶道具コレクション —遠州と不昧の蔵帳から—
期間:9月2日(火)〜12月14日(日)
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消息(白餅の文) 千利休筆
藪内剣仲宛。剣仲より白餅50個が届いた事、急いでいるので本日は会えないこと事が記されている。
さらに剣仲が古田織部と共に茶碗や茶入を工夫している事を褒めている。
表具は朱色のモール布で元は豊臣秀吉の陣羽織であったと伝わる。小堀遠州所持。
竹茶杓 銘 宗仙ノおもかけ 片桐石州作
ゴマの散った白竹で作られた茶杓。幅広の櫂先に一文字の露。
銘の宗仙とは片桐石州の茶の湯の師であった桑山宗仙(貞晴)の事。石州は宗仙を偲び宗仙作の茶杓を手本に、この茶杓を作ったとされる。松平不昧所持。
桑山宗仙は豊臣秀長に仕えた武将で利休の長男・千道安に茶の湯を学んだ茶人でもあった。
発句「鶯も」 松平不昧筆
不昧が牡丹花肖柏の書いた連歌の発句を書き写した掛物。
牡丹花肖柏は室町時代の連歌師、宗祇・宗長と共に連歌の代表作とされる「水無瀬三吟百韻」「湯山三吟百韻」を詠んでいる。花・香・酒を愛し、外出時には角に金箔を塗った牛に乗って行動するといった伝説をもつ。
不昧は牡丹花肖柏の掛物を数点所持しており雲州蔵帳に記載されている。 
 
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