SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2405 興福院 特別拝観

今回は奈良

興福院
小堀遠州や春日社の神職で遠州と親交があった茶人の久保権大輔ゆかりの寺院。

客殿書院

客殿庭園

御霊屋
代々の徳川将軍の位牌をまつるための建物。寺伝によれば正徳5年(1715)築。

今回はこちらで呈茶がありました。

お抹茶で一服

腰掛待合
今回は客殿檜皮葺屋根の全面修理勧進のため、茶室の特別公開もありました。

長闇堂(小冊子表紙)
長闇堂は久保権大輔が有した建物を昭和2年(1927)に古図をもとに復元した茶室。
内部は二畳で、床と仏壇がある。持仏堂と茶室を含めた庵としては松花堂があるが、長闇堂が先行しており松花堂昭乗が茶友・久保権大輔の庵より影響を受けたものと考えられる。

三茶室の扁額(小冊子表紙)
龍松庵
東大寺の公慶上人が自坊の龍松院に建てたもので、織部好の茶室「八窓庵」を写したものと考えられ、明治の初め頃に民間へ流れ明治30年には依水園の中にあったが、長闇堂復元に際して興福院に寄贈された。
内部は四畳半台目で、躙口の位置が床の正面にあるのが、八窓庵とは異なる。水屋を介して長闇堂と繋がっている。
雲笑亭
もと石崎邸にあった茶室「浅香亭」を長闇堂復元にあたり寄付され移築されている。
内部は四畳半。額の「雲笑」の筆跡は久保権大輔の筆跡より選ばれた。

久保権大輔利世墓碑
大正14年に発見された墓碑。この発見により長闇堂復元の機運が高まった。

久保権大輔利世遺愛の品と伝わる棗型手水鉢

今回は茶室の公開と呈茶があったのが良かった点でしょうか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「探訪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事