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1711 MOA美術館 茶の湯の美 その2

前回の続き
399
MOA美術館
茶の湯の美
177
千利休書状(熱海入湯の文)
(天正15年)九月十五日付、滝川雄利宛。熱海の湯に入った事を知らせているが、その理由を古田織部が一緒だからとしている。利休、織部の師弟の仲が深まっている様子が窺える。
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共筒茶杓 千利休作
芸州浅野家伝来、松永耳庵所持
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竹茶杓 千少庵作
千宗旦筒書
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竹茶杓 古田織部作
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共筒茶杓 歌銘 小堀遠州作
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共筒茶杓 銘 秋風 松平不昧作
209
竹一重切花生 銘 西王母 小堀遠州作
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万代屋釜 与次郎作
千宗拙、藤村庸軒、東本願寺伝来。
千宗拙は宗旦の長男ながら父・宗旦と不和であったようで家を継がなかった人物。その為か所持した道具も余り残っていないので貴重。
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黄金の茶室(復元)
豊臣秀吉が正親町天皇へ献茶の際に用いたとされる茶室を復元したもの。
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黄金天目・黄金茶入
伝来は豊臣秀吉、徳川家康、尾張藩家老・竹腰家、益田鈍翁

ここからは屋外へ
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片桐門
元は奈良薬師寺の普請奉行を務めた片桐且元の宿舎の門で、その後且元の甥・片桐石州が創建した慈光院に移され、次いで大磯の三井家別邸に移築されていた。
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樵亭
幕末の岡山藩筆頭家老・伊木忠澄(三猿斎)の岡山・荒手屋敷にあった茶席「大炉の間」を移築したもの。
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間取りは八畳の広間
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「樵亭」の名の由来は、茶室の襖絵に光悦作とされる「樵蒔絵硯箱」の蓋表にある樵夫と似た図案が描かれているからだそうです。
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庭は丁度紅葉のシーズンでこんな感じでした。

MOA美術館はリニューアルオープン後は撮影可能になり、大量の展示品を撮影したのですが流石に数が多いので陶磁器(主に茶碗)と竹の道具+αで紹介しました。前から気になっていた茶室・樵亭も拝見できて良かったです。
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