SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1711 永青文庫 長谷川等伯障壁画展

東京は目白
402
永青文庫
403
重要文化財 長谷川等伯障壁画展 南禅寺天授庵と細川幽斎
期間:9月30日(土)~11月26日(日)
hasetou
玉甫紹琮像 長谷川等伯筆  
大徳寺の塔頭高桐院の開祖・玉甫紹琮の肖像画。紹琮の自賛の年紀より長谷川等伯が慶長14年(1609)に描いた事が分かる。等伯は翌年の慶長15年に死去しており最晩年の肖像画として貴重。
高桐院は細川忠興が父・藤孝の為に建立した寺院であり、玉甫紹琮はその藤孝の弟にあたる。
中江千句 細川藤孝筆
永正13年(1516)3月、連歌師・月村斎宗碩の庵で中江員継が興行した千句連歌。
連衆は宗碩・員継の他に三条西実隆・牡丹花肖柏・宗長・宗牧など。
奥書より藤孝が弘治二年(1556)八月に書写した事が分かる。
連歌之書 細川藤孝筆
細川藤孝が六つの連歌作法書を書写校合したもので、作者は宗祇・心敬・専順・肖柏・猪苗代兼載・宗長と代表的な連歌師の名が挙がるが実際は作者不詳なものもある。
弘治三年(1557)二月の奥書があり当時将軍・足利義輝と共に近江朽木谷に逃れていながらも連歌を学ぶ姿が見える。

戦国時代の代表的文化人であった細川幽斎。上記を書写したころは24,5歳だったそうで、桃山時代になると他の追従を許さないレベルに。息子の忠興が茶の湯に行っちゃうのも仕方なしですかね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「探訪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事