SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1805 長流亭

今回も大聖寺
018
江沼神社
宝永元年(1704)大聖寺藩三代藩主・前田利直の邸内に菅原道真の霊を祀る天満天神社を建立したのがはじまり。
017
庭園
旧大聖寺藩邸の園地で、前田利直が宝永6年(1709)藩邸再建に伴い長流亭とともに築造された。
作庭にあたっては兼六園の影響があったと推定されている。

ここからが本題
022-1
長流亭
前述のとおり宝永6年(1709)前田利直によって建てられた数奇屋造りの建築。
その設計は小堀遠州とされているが、遠州は正保4年(1647)に亡くなっており、どこまで遠州の影響があったのか不明。
040
玄関
036
縁側
内部は撮影禁止なので写真はここまで、頂いた資料より
008-1
上の間と杉戸
内部は中央に6畳半の座敷が2つ(上の間・次の間)並び四方を畳敷きの通路とする。
2つの座敷は床を斜向かいに配置し、上の間には付書院や飾り棚があり窓枠には波のような意匠が施されている。
杉戸には遠州が用いた七宝紋が装飾されており、ここらへんから遠州設計の伝えが出てきたのかもしれません。

藩主の「涼み所」として用いられていたようで、殿様が窓から釣り糸をたらしていたとかいないとか。茶室として紹介される事も多いですがあまり色濃くはありません。

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