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SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

1805 石川県立美術館 美のチカラ「美の力」後期

2018-08-02 | 探訪

金沢
118
石川県立美術館
119
企画展「美の力」
期間:4月21日(土) ~5月20日(日)

竹茶杓 銘 光高様 小堀遠州 作
櫂先は折撓られ露は兜巾形、節上・節下ともに染み模様が広がり絶妙な景色を成している。
小堀遠州より加賀藩主・前田光高に贈られた。
光高は遠州に茶の湯を学んでおり、茶の湯に関する書状が今も残る。
十五首和歌 藤原定家筆
安貞元年(1227)藤原定家が道助法親王家で行われた歌会の詠歌を筆写したもの。
松花堂昭乗が所持していたが、前田利常が所望し入手した。
寛永6年(1629)前将軍・徳川秀忠の前田邸への御成の際には黒書院に飾られた。
西行物語絵巻断簡 「讃岐に詣でて」「小倉山の麓にて」〔絵〕俵屋宗達筆、〔詞書〕烏丸光廣筆
寛永7年(1630)福井藩家老・本多富正の依頼により禁裏にあった「西行法師行状之絵詞」4巻を模写した内展示は第3巻の断簡2点。
製作にあたっては烏丸光廣が禁裏より借り出し自ら詞書を揮毫し、宗達が模写を担当している。
この模写本はその後本多富正より主君松平忠昌に渡り妹または娘が毛利家に嫁ぐ際に持参され、毛利家に伝来した。
竹茶杓 銘 白山 金森宗和作
総体細身で露は宗和らしい一文字、節を中心に濃い染みがみられる。
筒には「白山」と和歌が記されており、和歌は宗和が加賀白山を眺めたときの感動を歌に詠んだもの。
矢倉蔵帳所載。

一応「後期」としましたが、あまり前期から展示の変化はありませんでした。次回は前期展示から総入れ替えの所です。



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