今日は浅草演芸ホール夜の部に行きました

2006年10月30日 22時20分01秒 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf0941 今日は浅草演芸ホールの夜の部にいきまいした。ちょっと頭のマッサージに行っていたら遅くなってしまいましたが、前座さんから聴けました。

今日は久しぶりに何ヶ月ぶりかで、前座のA太郎さんを聴きました。「元犬」でした。ちょっと聴かないうちに、ちょっとうまくなってました。私、前座になったばかりのA太郎さんの話を何度も続けて聴いていまして、よく師匠に「今日もまたA太郎だった」と話していました。A太郎さん、髪型が仏像?ランチュウ?の用に変わっていて、びっくり!!桃太郎さんの弟子だから、何でもありでしょう!!

二ツ目は、花丸さん。顔中汗をかいて、熱演していました。ちょっと好感。二ツ目さんは、そうじゃないとね!!

それに今日はまた久しぶりに、宮田陽ちゃんと昇ちゃんをみました。初めてのネタでした。

圓雀師匠は、「錦の袈裟」、南なん師匠は噺の名前はわからないけど「どろぼうの噺」、南なん師匠は、みてるだけで、ほのぼのするな~小南師匠のお弟子さんの中では、南なん師匠が一番好き。噺も面白いけど、きっと人柄もいい人なんだろうな~と思わせるやさしさが噺の中にでてくる。昨日、笑三師匠に小南師匠の落語の話を聞いたばかりです。

今日の笑三師匠は「異母兄妹」。でも、お客さまのパワーがいつもより、すごかった感じ!師匠がいつもの通り、噺の出だしの「お父さん、お父さん」と言っているときにお客さまが「はい!」と返事して、もうそこで会場中、大爆笑!!!師匠も笑ってました。何度も聴いているけど、笑三師匠の噺に夢中になりました。今日一番の盛り上がり!会場が一体になっている感じがしました。聴いている私もうれしかったけど、きっと師匠も、うれしかっただろうな~楽しかったね~。お客さまあっての噺家なんだと本当に思いました。

師匠は、昨日もいつも言っています。「お金を払って、寄席にきてくださるお客さまは、本当にありがたい」と。そんな気持ちがお客さまにしっかり伝わっているんですね!素晴らしいな。感動です。笑三師匠の噺を聴いて、そのまま気持ちをキープして、帰りました。幸せな気持ち。

昨日、笑三師匠から今、師匠がこっている推理小説をお借りしました。かばんの中に2冊入っていて、1冊読み終わったところだからと、薦めていただきました。読みを終わったらご紹介しますね。もう、その作家の方を最近気に入って、10冊くらい読まれているそうです。81歳ですよ。普通の人だったら、テレビ見て、笑って、ぼーと過ごしちゃうんだろうけど、いつまでも好奇心旺盛で、勉強家です。はっきり言って、すごいです!!!

その他、昨日は三島由紀夫の話になりました。師匠は、時代の先取りしすぎだと思ったので、その思ったままをいいいました。死神の噺も、映像を使って、映像の死神と一緒にやったこと。また、三島由紀夫の人間椅子を上演したことなどなど。きっと今の時代の方が笑三師匠のことを理解する人が多いと思います。だって、全然古くないですから。今、三島の作品は、たくさん上演されています。昔よりも、三島由紀夫を理解している人が多いと思うのです。私なんて、今、見てみたい!!師匠と三島由紀夫の話も出来るし、泉鏡花の話もできる。普通の噺家だったら、そんな話はできないので、うれしい!!さすが、笑三師匠だな!!私も師匠に追いつくため、勉強はかかせません。がんばろうっと!!