歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」「髪結新三」を観た

2006年10月16日 22時56分44秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、お昼までたっぷり睡眠。お陰さまで風邪がほぼ完全によくなりました。そして、今日は、歌舞伎を観るため、4時に歌舞伎座前で知人と待ち合わせして、いざ、歌舞伎へ。

「仮名手本忠臣蔵」5段目・6段目。今年、この演目は、新春浅草歌舞伎と今日で、2回目。この前の浅草は、早野勘平が勘太郎丈だったけど、今回は仁左衛門丈なのです。そtれに斧定九郎がなんと海老蔵丈。当代きっての立役者ふたりです。これだけ観ても、美しい。悪の定九郎の海老蔵が、髪を直すところなんて、色っぽい!また、悪ぶりが似合うだよね~

仁左衛門丈は、歌舞伎座で勘平役は20年ぶりなんだそうです。悲運の武士を美しく演じていらしゃいました。相手役の女房お軽役は、菊之助丈。勘平とお軽の最後の抱擁場面なんか、濃い小豆色の菊之助丈の着物と薄い緑色の仁左衛門丈の着物の色が、美しいコントラストも模様していました。歌舞伎の醍醐味は、着物の色とか柄にも、あるんですよね。仮名手本忠臣蔵の5段目・6段目だけ、ここだけ観るのもいいと思う!

私が初めて仁左衛門丈を観たのは、割と最近。相手役は、玉三郎丈でした。その時、なんて美しい役者なんだろうと思いました。超2枚目です。たち姿が、本当に美しい。また、相手役が玉三郎丈、ふたりでいるだけで、素敵でした!

その後に「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」主役は髪結新三に幸四郎丈。私は髪結新三は、去年の勘三郎丈の襲名興行の時に観たのですが。小悪党の新三は、勘三郎丈の方がいいな。幸四郎丈は、もっといい人の役の方が似合っている気がします。それはそういう役の時をよくみているせいかもしれません。歌舞伎じゃないのも観ているから。勘三郎丈の時は子分の役が幸四郎丈の子息である染五郎丈でした。襲名の時の舞台の方が、やはり役者がいいのはあたり前ですよね。新三を観たことがない人は、見たほうがいいと思います。落語でも、末廣亭で馬楼さんがやられるというのを新聞でみました。歌舞伎とどう違うのかな?

いつも先に落語よりも歌舞伎を観ているのが多いのだけど、「らくだ」とか「芝浜」は、落語だけなので、歌舞伎の方を観てみたい。来月は番町皿屋敷を歌舞伎で観る予定。

今日は連れがいたため、写真も撮らずに帰ってきてしまいました。今日は江戸の美三昧、楽しい一日でございました。