君しか見えない

夫とともに、駅前のクリーニング屋さんに
ワイシャツを引取りに行った。
店を出て、ふと見ると、駅のほうから高校生カップルが歩いて来た。
N商業高生（女子）とN高生（男子）。
男子はヨネックスのラケットケースを下げている。試合の帰りか？
施し様がないほどの、ニキビ満開の電信柱くん。
女子は…なかなか可愛い。すれてなくて、最近無い清楚な感じ。
キャピキャピとはしゃぐ事もせず、
無言で寄り添い、ゆっくり商店街を歩いて行く。
制服を着ていなければ、何か訳あり＆これから駆け落ちでも？
という神妙な雰囲気のこの２人。
おばさん（ライチ！）とおぢさん（旦那ちゃん）は
このカップルが何故だか気になった。

青春っていいなあ。
ニキビだらけの赤ら顔の彼でも（失礼）
あんな素敵な瞬間（とき）があるんだよなあ。
もうもう好きで好きで好きで…言葉なんかいらない。
一緒の空気を吸ってさえいれば幸せ。
アナタが笑ってくれていたら、それだけで嬉しい。

「俺、高校生の時、あんな風に女子と歩いた事なんて無いね。」
「アタシだって無いよっっ。」
「だってさ、同い年のオンナなんてしょんべん臭くて嫌だったもん。」
「あああ…なんだあ、そういう事か？」（ガクッ）

アタシは高校時代、他校に好きな男の子がいたけれど、
交際申し込むまでには至らなかったなあ。
…恋愛よりも楽しい事がいっぱいあったし。

恋は、甘くてちょっぴり切ない。
↑月並みな表現だけど、ホントにそうなんだもの。
胸がきゅ～っと痛くなるあの感覚は、
もう味わう事も無いだろう。
最後にそういう想いをした相手が、
旦那ちゃんで良かった。＜ノロケか！

昨日、1週間遅れで旦那ちゃんのお誕生日をお祝いしました。
アタシのケーキ作りのセンスって…皆無だなあ。涙