ネズミ捕獲罠…で思い出したが、あのカゴ状の罠…ご存知だろうか?
いまだに売られている、どことなく懐かしいあの形状。
あれを見る度、思い出す光景…。
幼い頃、母の長期入院で、父方の祖母宅に預けられた時期があった。
祖母の家は街なかにあった。大通りに続く坂道、その途中にある木造二階建ての古い家。
日中でも薄暗く、ジメジメした感じがした。
家のあちこちに暗がりがあり、そこにはなにか居そうな気配もする。
それでも『怖い』と感じなかったのは、信仰心の深い祖母が、朝晩お経をあげていたから。
『南無妙法蓮華経…』繰り返し繰り返し仏に祈る。
おばあちゃんが一所懸命だから、きっと仏様が守ってくれる…と信じていた。
彼女は誠に穏やかな人柄で、怒ったり泣いたりしたのは一度も見たことが無い。
いつも静かに微笑んでいる、マリア様か菩薩様みたいな女性だった。
…ある時、祖母が玄関先で、大きな金だらいに水を張っていた。
何をやってるのかと覗くと…
そこにはネズミのかかった罠が!
ネズミはチューチュー鳴き必死の形相だ。
が、ホースで水を注ぎ込む祖母は、全くの無表情。
その対比が、幼い自分には怖かった。恐ろしかった。
「おばあちゃん!可哀想だからやめて!」と訴えてみたが、
祖母は「仕方無いんだよ。」とだけ言い、ネズミを処分した。
いまだに売られている、どことなく懐かしいあの形状。
あれを見る度、思い出す光景…。
幼い頃、母の長期入院で、父方の祖母宅に預けられた時期があった。
祖母の家は街なかにあった。大通りに続く坂道、その途中にある木造二階建ての古い家。
日中でも薄暗く、ジメジメした感じがした。
家のあちこちに暗がりがあり、そこにはなにか居そうな気配もする。
それでも『怖い』と感じなかったのは、信仰心の深い祖母が、朝晩お経をあげていたから。
『南無妙法蓮華経…』繰り返し繰り返し仏に祈る。
おばあちゃんが一所懸命だから、きっと仏様が守ってくれる…と信じていた。
彼女は誠に穏やかな人柄で、怒ったり泣いたりしたのは一度も見たことが無い。
いつも静かに微笑んでいる、マリア様か菩薩様みたいな女性だった。
…ある時、祖母が玄関先で、大きな金だらいに水を張っていた。
何をやってるのかと覗くと…
そこにはネズミのかかった罠が!
ネズミはチューチュー鳴き必死の形相だ。
が、ホースで水を注ぎ込む祖母は、全くの無表情。
その対比が、幼い自分には怖かった。恐ろしかった。
「おばあちゃん!可哀想だからやめて!」と訴えてみたが、
祖母は「仕方無いんだよ。」とだけ言い、ネズミを処分した。
子供心にかかったねずみは外に放すのかな?
と親父に聞いてみたトコロ、「ねずみは水に
つけてもしぶといヤツは生きてるから、熱湯に
入れて殺すんだ」と言われた。。。
それを聞いてからねずみ捕りカゴから目を背けるようになりました。
それにしても、熱湯は~コワイ~!
ブルブル…
ネズミのいるたらいに無表情で水を張っている姿を想像したら
泣きそうになっちゃいました (笑)
。。。。仕方ないんですよね・・・
ネズミさん、成仏してちょ