踊る!子豚御殿♪

吠える専業主婦、ライチ!参上♪

小さきフナムシになって

2008-08-21 16:26:24 | ライチ家の人々
お盆の数日前から、仏壇のあたりで、
虫がチョロチョロしておりました。
それはホントに小さな、子どものフナムシのようでした。
虫は苦手ですが、なんとなく退治できなくて。
もしかして、亡き舅がフナムシに身を変え、
帰って来たんじゃないかと…。

夫の父。
アタシは、逢った事がありません。
潜水士をしていた舅は、10数年前、
作業中の事故で亡くなりました。
…突然の死。
夫は暫くの間、ショックで仕事が手につかなかったといいます。

潜水士だった舅。その技は、町からも表彰されたとか。
潜水士、というと?どんな内容の仕事?と
皆さん、大抵わからないでしょう。
例えば…
沿岸の波よけ(テトラポット等)の土台基礎作り。
海底に巻いたゴロ石の平坦面を表にし、
ひとつひとつ拾い上げ、積んで並べる。
そうやって、人力で海底に基礎を作るのです。
機械化も進んでいますが、やはり、人間の繊細な勘と技術が重要らしいです。
1日トータル10時間以上も潜って作業することもあり、
かなりハード、ダイハード!
…常に危険を伴う、『男の仕事』です。
(時には海難事故の捜索したこともあったそうです。)

結婚して半年くらいの頃でしょうか、
実は、舅が尋ねてきた事があります。
といっても、あれは夢なのか、幽霊なのか判りません。
夫が夜勤で不在の日で、自分1人の夕食を終え、
横になってTVを観、ウトウトしていた時です。
ふと、誰かの気配を感じました。
カーキ色の作業着の誰かが、側に立った気がしたのです。
「夫が帰ってきたのかな?
でも、会社の作業着の色は青だし…。誰?」
そう思ったものの、何故か振り返る気力も無く、
そのまま眠りこんでしまったのでした。

その話を、あとで姑と夫に話したところ…
「それ、父さんかもしれない。」と夫。
「カーキ色の作業着、仕事の時に着てたもの。」と姑。
…ええ?ホントにお父さん!?嫁を見にきたのかしら?
「ど~しよう!だらしなく寝こけた姿見られた!(笑)」
いえ…ただの夢だったのかもしれないけど。

舅は時々、夫の夢には現れるそうです。
何か一言二言の言葉を交わし、去って行く舅。
(でも、姑のところには、来ないんだって。)
もし、生きていたら…どんな感じだったのかなあ。
今となっては、直接お話はできませんが…
時々、仏壇脇に置いた写真の舅に話しかけている嫁なのです。

神棚にお水をあげ、柏手を打ち、
仏壇には亡き祖父母・叔父・舅の仏様の数(4人分)のお茶を。
蝋燭に火を灯し、お線香を焚き、手を合わせる。
…それが、我が家の毎朝のお勤め。
気持がピシっとなります。
あ。あとね、もうひとつ。舅の為のスペシャルドリンク。
アツアツの『砂糖湯』も忘れずに。

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2 コメント

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いい嫁だなぁ~・・・ (fuu)
2008-08-21 21:36:50
お舅さんも、らいちゃんにあいたかったんだろうね。
いい嫁さんで安心していることと思うよ(*^^*)

ご先祖様を大切にしているらいちゃん家は・・・
ご先祖様に見守られているんだね・・・

わたしも しっかり手を合わせるようにいたします(^▽^;)

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手と手を合わせ、南無~♪ (ライチ!)
2008-08-25 02:50:47
いえ、あの寝乱れた姿を
お父様に見られたのかと思うと…
嗚呼、情けない。

今年は甥っ子のハル君が、率先して墓掃除をしました。
普段はバカっぽいけど、
やるときゃやるじゃん…って
叔母さんは嬉しかったよ。
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