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韓国ドラマ「悪の花」あらすじと感想、イ・ジュンギが危険な男を

2021-01-16 | 韓ドラ あ行、あ

韓国ドラマ「悪の花」あらすじと感想、最終回。
イ・ジュンギが妻子を愛し家族の前では優しい微笑みを浮かべる一方で、過去を知られたくない危険な男を演じています。謎多き主人公の偽りの愛と隠された人生、その真実を追う極上のサスペンスドラマが描かれていますが、冒頭からイ・ジュンギの過去が映し出され、ドキドキさせるストーリー展開に目が離せなくなります。また妻のムン・チェウォンが刑事と言う設定なので、過去のイ・ジュンギが絡む殺人事件の犯人探しがはじまりますが、それ以上に「あなたは一体誰なの?」と彼の愛は本物なのか?夫婦の間の感情や迷い悩みなど際どい夫婦愛の苦悩が切なく描かれていて心揺さぶられるシーンが何度もあります。
イ・ジュンギが過去を隠し身分を変えて、自分の感情が何なのか分らぬまま夫を演じる危うい男を危機感たっぷりに魅せてくれます。同じ村出身の因縁の仲であるキム記者の前ではその秘密の顔が明らかになり、自分の工房の地下室に隠されたものなど秘密や謎が多いイ・ジュンギですが、真実は・・・?この二人の関係にも注目です! また妻役のムン・チェウォンの愛する夫の変化に不安と疑いを抱き、差し迫ってくる感情を繊細に表現した彼女の演技も素晴らしいものがありました。この先、この夫婦の愛はどこへ向かうのでしょうか?予測不可能な展開にどっぷりのめり込むドラマです!
また、妻ジウォンと出会った頃のエピソードも随所に描かれていて、妻のジウォンに心を開こうとしないどこか寂しそうなイ・ジュンギの姿も印象的で、そのころの銀色にカラーしたヘアスタイルが更にミステリアスな雰囲気を作っています。無表情で全てに無関心という人間としての心を持たない人格障害者を熱演するイ・ジュンギに注目です!また、イケメンすぎる殺人鬼にキム・ジフンが扮し、彼の長髪姿にウットリしてしまう美しすぎる悪役キム・ジフンにも注目です(笑)



あらすじ(ネタバレあり)
①②金属工芸家のヒソン(イジュンギ)は愛する妻ジウォン(ムン・チェウォン)と娘のウナと幸せな生活を送っています。そんなある日、刑事の妻ジウォンはキム記者に頼まれ夫のヒソンを紹介します。キム記者は18年前のヨンジュ市の連続殺人事件をずっと調べスクープを狙っていて、犯人が金属工芸家だったため興味を抱きヒソン(イジュンギ)の工房にやってきます。ところがこの予期せぬ訪問者が金属工芸家ヒソン(イジュンギ)の人生を狂わせることになるのです。
冒頭からヒソン(イジュンギ)とその両親に重大な過去があることが分かり、ヒソンの本当の名前はト・ヒョンスで、18年前7人も殺害したヨンジュ市の連続殺人の犯人は金属工芸家のト・ミンソクでト・ヒョンス(イジュンギ)の実の父でした。(6人の遺体は見つかりましたがあと一人は見つかっていません)
そしてキム記者とト・ヒョンス(イジュンギ)は同じ町で生まれ育った仲で、18年前ト・ヒョンス(イジュンギ)が村から消えた日に里長のおじさんが殺され、それに関係があるのかと訊ねるキム記者に「自分が里長のおじさんを殺した」と言います。ト・ヒョンスは18年前ヨンジュ市の里長を殺して現在も逃走中の身です。
ところが何も知らない妻のジウォン(ムン・チェウォン)は18年前のヨンジュ市の連続殺人事件に似た事件を捜査しています。
③また昔ト・ヒョンス(イジュンギ)と一緒に働いていた中華料理店のナム・スンギルがキム記者とヒョンスのことで会うはずでした。そのナム・スンギルが殺されます。犯人はト・ミンソクの息子のト・ヒョンス(イジュンギ)だと容疑がかかりますが、警察は現在のト・ヒョンスの姿が確認できず捜査は難航しています。そして妻のジウォンが事件を担当しています。またヒョンスはキム記者の部屋で驚くような映像を見つけキム記者の弱みを握ったト・ヒョンス(イジュンギ)はお互いに手を組むことになりますが、二人はここから友達以上の男の友情と信頼関係が生まれるのです。
④ヒョンス(イジュンギ)とキム記者の犯人探しがはじまります。チョン・ミスクという人物がカギを握っていてそれが誰なのか?ところが18年前の連続殺人事件で死体が見つかっていない被害者の夫パク・ギョンチュン(タクシー運転手)の妻がチョン・ミスクでした。
⑤中華料理店のナム・スンギル殺害はパク・ギョンチュン(タクシー運転手)だと警察が確認します。また一方で事件に巻き込まれたヒョンス(イジュンギ)に大学病院の両親は「事情がある奴を引き取った時から覚悟していたことだと父は妻に言います。そして、何も知らなかったことにすれば私たちは理解してもらえると・・・
⑥2005年の夏、ペク・ヒソン(キム・ジフン)の運転する車の前に飛び出してきたヒョンス(イジュンギ)は車にひかれ気が付くとヒソンの家にいました。ところが反対に本物のペク・ヒソンの方が意識不明の状態になっていて、彼の身代わりをしてほしいと両親から頼まれます。
また一方、妻のジウォンも夫ヒソン(イ・ジュンギ)の秘密を知り大きなショックを受けます。
⑦警察や世間はヨンジュ市連続殺人事件の共犯者が息子のト・ヒョンス(イジュンギ)だとして彼を追っています。捜査中の妻ジウォンは事件に関わっている夫のト・ヒョンスが14年間ペク・ヒソンとして生きてきたがペク・ヒソンの両親はそれに協力している。一体なぜ?
また一方、キム記者がスクープを追っている時、ト・ヒョンス(イ・ジュンギ)の姉ト・ヘスが訪ねてきて里長のおじさんを殺したのは自分だと言うのです。犯人は姉でヒョンス(イジュンギ)は大事なお姉さんをかばっていたのです。
⑧またヒョンス(イ・ジュンギ)もキム記者に会い、「姉さんは共犯者に会ったことがある。キム記者が助けてくれたら自分が知っていることを全て話す。ヨンジュ市連続殺人事件の共犯者の実体をキム記者がスクープしてみないか?」と誘います。キム記者のおかげでヒョンスと姉のト・ヘスは18年ぶりに再会できますが、ヒョンスの時計にGPS位置情報をつけた妻のジウォンはヒョンスを追跡し二人の会話からヒョンスが連続殺人事件の共犯者ではないことを知り少しホットしますが、更にヒョンスから自分が愛されていないことを知ってしまいます。ヒョンスには人として「愛する」という気持ちが分からないというのです。彼女にとって自分が愛されていないということの方が大きな衝撃だったと思います。何を信じていたのでしょうか?そして、最後までペク・ヒソンとして生かしてあげると・・・それは子供ウナのために・・・そして何も知らなかったふりをして別れるつもりです・・・
その後、姉のト・ヘスから「弟は何もしていません。誰も殺していません。」とジウォンに電話があります。



⑨本当のペク・ヒソン(キム・ジブン)が目を覚まし、自分が車で引いたヒョンスのことを両親に聞くのです。そして自分がト・ヒョンスと入れ替わったことを知ります。元に戻りたいというヒソンに父は「ヒョンスはそう簡単な奴じゃない、何をするか分からない、どうするかって?ただ運が味方することを願うだけだ」と言います。でも、なぜ、ヒソンが意識不明の重体になってしまったのかずっと疑問でしたが、原因は母親にありました・・・
⑩そんな時警察側は連続殺人事件に人身売買が関わっていることをみつけます。同じようにヒョンス(イ・ジュンギ)も敵のアジトに乗り込んでヨンジュ市連続殺人事件の共犯について知っている相手ヨム・サンチョルと取引を開始します。ヒョンスは院長の父に「ヨンジュ市連続殺人事件の共犯者が見つけられそうなので、現金で1億お願いします。」と電話します。ヒョンスは警察にも情報を教え、悪のヨム・サンチョル一味は逮捕されます。ところが自分の取引の時にヨム・サンチョルにある人物から電話がかかり邪魔されます。殺されそうになったヒョンスはその電話の相手が父の院長ペク・マヌだと確信します。
⑪悪のヨム・サンチョルとも父の院長ペク・マヌが絡んでいたのです。連続殺人事件の共犯者は本物のペク・ヒソン(キム・ジフン)だったのです。院長夫妻は自分の子供がサイコパスだと知りながらそれを秘密にして隠してきました。 
⑫逮捕されたヨム・サンチョルは連行中に病院から逃げて逃走中です。警察はまたヨム・サンチョルの逮捕と共犯の逮捕に乗り出します。
またペク・ヒソン(キム・ジフン)は歩けるまでに回復し、家の秘密をばらすと言う家政婦さんを殺してしまいます。
⑬その後、家政婦殺しの濡れ衣を着せられたヒョンス(イ・ジュンギ)を妻のジウォンが逮捕しようとしますが、ヒョンスは「この手で真犯人を捕まえて、自分で戻って来る」と言い逃走します。その後、警察はト・ヒョンスがペク・ヒソンに入れ替わっていたことを知り大騒ぎになります。
⑭⑮ヒョンスを恨んでいるペク・ヒソン。姉のト・ヘスはジウォンの代わりにペク・ヒソンに刺されてしまいます。逃走中のヒョンス(イ・ジュンギ)は妻のジウォンが殺されたと思っています。警察は連続殺人事件の共犯者と姉ヘスを襲った犯人がペク・マヌ院長の本当の息子ペク・ヒソン(キム・ジフン)だと確信し、両親も共犯だと分かります。結局、ヒソン(キム・ジフン)がこうなったのも子どもの愛し方を間違えてしまった両親のせいです。
また、一人で共犯者を捕まえようとするヒョンスは逃亡中のヨム・サンチョルと手を組み、ペク・ヒソン(キム・ジフン)を騙しておびき出し、決着をつけるつもりです。
ペク・ヒソン(キム・ジフン)は「ト・ミンソクは俺を殺人鬼にした、だから俺もお前を殺人鬼にする、それが公平だ」と言う・・・「無条件俺の勝ちだ、お前が俺を警察に渡しても俺の勝ち、お前が俺を殺しても俺の勝ち、お前は絶対に勝てないゲームだ」と二人はもみ合いになり逃げるペク・ヒソンをヒョンスが激しく追いかけ一気に爆発させます・・・そこへジウォンはじめ警察がやってきますが、お粗末でマヌケな警察のせいでヒョンス(イ・ジュンギ)がペク・ヒソンに警察の銃で撃たれてしまいます。このシーン絶対におかしいし絶対にありえないシーンでした。
またこの回のラストシーンのイ・ジュンギとキム・ジフンの激しい命を懸けた絶叫の演技は震えます。妻を殺されたヒョンスが悲しみ憎しみという自分の感情を表した圧倒的な見せ場にもなっていると思います。
最終回、
パク・ヒソン(キム・ジフン)の銃に撃たれ、倒れたヒョンスが1か月ぶりに意識を取り戻します。ところが、ヒョンスはジウォンに関する記憶を失っていました。
世間ではヒョンスを連続殺人事件を終結させた英雄だと言い、また姉の罪をかぶって生きてきた可哀そうな人だと言い、また正体を隠して一人の女性を騙し利用したサイコパスだと言います。ヒョンスはそんな自分のことを見つめるだけで精いっぱいでジウォンの望んでいることを叶えてあげることは出来ないと言います。
その後も何度もヒョンスの思いを聞いてあげ、ヒョンスも隠していた本音をジウォンに打ち明けますが、なかなか前に進まない二人です。
そんな中、姉のト・ヘスが「ヒョンスのせいで、とても大変ですよね?」と質問するとジウォンは「彼を自由にしてあげます。私にも、あの人にとっても、それが正しいということが、やっと分かりました」と悲しい顔で答えます。その姉ヘスの裁判も正当防衛とみなし、当時未成年であった点などもふくめヘスは無罪となります。でも、キム記者のヘスへの愛は届かないようです(笑)
その後、ヒョンスは徐々に記憶と人間らしい感情を取り戻していきます。そして、釜山に転勤希望を出したというジウォンにヒョンスは「この場所を去って行くと言うことですか?」と驚きを隠せません。
ジウォンは「私も新しい場所で再出発したいです。偶然でも、ヒョンスさんに出会うことのないようにします」と答えます。ヒョンスは「やっとあなたに一歩近づいたと思ったのに、遠くに行ったら僕はどうすればいいのか、それは困ります」と心から悲しむのです。
ジウォンはいつもいつも「期待して失望して、また同じことの繰り返し、これ以上無理です」と・・・ そしてヒョンスは「決心を変えることはできないですか? 僕が変わりますから」と自分の気持ちに正直になり彼女を説得します。ジウォンもヒョンスの言葉がすべて嬉しく、ヒョンスの指に返された指輪をつけてあげることで自分の気持ちを伝えました。ジウォンの前では緊張すると言うヒョンスですが「悪の花」は「真実と愛の花」が咲き、ハッピーエンドを迎えました。






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