アールテック日記

日々の活動の中で感じたこと、気になったことを何気なく書いていきます。

スキーバスツアー事故に思う

2016年01月19日 | 日記
先日、バスツアーの事故で多くの若者が亡くなりました。自分も、近い年頃の子供がいるので、少し感情移入してしまう事故です。



ニュースで見ていると、人の命を預かっている仕事なのに、運行ルートの変更の連絡がされてなかったり、不慣れな大型バスを運転させられたり、その他もろもろ問題が発覚しています。

なぜ、こんなことになっているのか?いろいろ自分なりに考えてみました。

まず、情報化社会の弊害があると思います。ネットで調べれば、いろんな情報が出てきます。それこそ、価格も一発で調べることができます。そうなると企業は否が応でも価格競争になります。無理を承知で、仕事を受けて、その分を取り返そうと作業を省く事が出てくると、容易に想像出来ることです。

そして、パソコンを使って机の上で仕事をする人が多くなった、ということもあるのではないでしょうか。仕事を集める事もネット上でいくらでもできますが、実際に現場で汗を流す事をしない人が増えたのも事実だと思います。

この仕事をしていると、毎日のようにメールや電話で、仕事を紹介します、その為に登録して欲しい、という連絡がきます。自分の手を汚さないで(という言い方はキツイ言い方でしょうか?)お金を稼ぐ、一番割りを食うのは末端の汗水流して働いてる人たちだと思うのです。そういう構図が、日本、いや、世界でのスタンダードになっているのではないでしょうか?貧富の差がひろがっているのも、こういう事の延長ではないでしょうかね。

建築の仕事も、価格破壊の波が来ています。現場で働いている職人さんたちは、ギリギリの状況で頑張っています。このままでは、後継ぎを育てるなんて事は出来ない状態になってます。今回のバスの事故の運転手が、65歳で雇われたと言うことを聞いて、まさに人材不足、建築業界と同じ構図なのでは、と思ったのも確かです。安いにはそれなりの理由とからくりがあるということは、自分も含めて心にとめておかなければなりません。物事には、適正価格というものがあります。もちろん、自分は損をしたくないと言う心理が働くのが人の常ですが、安かろう、悪かろうの世界も実在するものなのです。そして、安いだけを追求していくと、産業の衰退、はたまた日本の衰退につながるのではないかとも思ったりします。

偉そうなものの考えを書きましたが、ホントに不器用だけれど、現場の第一線で頑張っている人達(自分もその一人です。ハイ)が夢をみれて、報われる世の中になって欲しいものです。

最後に、今回のバスツアーで亡くなった人達のご冥福をお祈りいたします。

雪の後は、足もとぐちゃぐちゃ

2016年01月19日 | 施工現場
今年も雪がたんまり降りました。雪の後は、いろんな問い合わせが来るのと、交通が大変になるのとでてんやわんやになります。どちらかというとあまり好きではないですかね~

減築工事の現場は、ぐちゃぐちゃの地面にブルーシートを敷いても、長靴を履いての作業でした。



柱を立てて、構造用合板を貼って防水シーとを張り、通気層を取るためにドーブチを打っていきます。



これで壁がふさがり、後は外壁を施工して終わりになります。今回は、昔のハウスメーカーの外壁に近い形で、3×10板という大判サイズの外壁を施工します。

夕方になって日差しが落ちると、足下が凄く冷えてきます。明日も朝の道路の凍結には、気を付けて行きましょう。